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矯正しながら体育の授業を受けても大丈夫?

  • 小児矯正
矯正しながら体育の授業を受けても大丈夫?
子どもの矯正をしながら体育の授業を受けても大丈夫?

子どもの歯並び矯正では、床矯正という方法がよく用いられます。
これは、取り外しできる器具を使用して、歯の位置を正していく方法です。
ここで気になるのは、矯正しながら学校生活を送られるのかということでしょう。
口腔に過度の負担がかかれば、口内を傷付けたり、矯正器具が外れてしまったりするリスクを考える方は少なくないはずです。
そこで今回は、矯正しながら体育の授業を受けられるかについてお伝えしていきます。


必要に応じて外したほうがいいケースも
床矯正による歯列矯正は、1日14時間以上装着しなくてはいけません。
装着時間が短いと十分な効果を期待できないため、家庭はもちろん学校でも装着する必要があります。
装置を取り外すのは食事を取る時です。
装着したままだと異物感があり、食べにくくなるからです。

また、体育の授業を受ける際もできれば外したほうが良いでしょう
運動やスポーツで激しく体を動かすと、口元をぶつけてしまう可能性があります。
すると、装置を着けていない状態と比べて、口内を怪我するリスクが高くなるのです。
また、装置になんらかの衝撃が加わり、壊れてしまうケースもありえます。
水泳の時も外すのが好ましく、また音楽の授業においても授業内容によっては外しましょう。
このように、授業になんらかの影響を及ぼす際は、外したほうが好ましいです。


外した装置の取り扱いに注意を
ブラケット矯正が固定式であるのに対して、床矯正は脱着できるのが強みです。
その一方で、脱着を繰り返すことで、紛失するリスクが生まれます。
どこかに置き忘れてしまい、そのまま紛失する事例は非常に多いです。
もし紛失したら、また作り直ししなくてはいけません。
また、床矯正器具は耐久性が低く、ちょっとした衝撃で破損するおそれがあります。
学校という環境では、大勢の生徒が活動しているため、誰かに踏まれてしまうリスクもあるでしょう。
装置を紛失・破損させないためには、お子さん自身が注意することはもちろん、親御さんや学校の先生、生徒たちの協力も必要になってきます。


床矯正はしないという選択もあり?
体育や水泳、音楽の授業のたびに矯正器具を取り外すのは不便なので、最初から床矯正をしない選択をする親御さんもいます。
確かに、大人になってからも歯列矯正は行えますが、顎の骨は確実に硬くなるものです。
だからこそ、顎骨のまだ柔らかい時期に始めるメリットが大きいのです。

歯並びというのは歯だけでなく、顎骨の成長によって変化します。
遺伝の影響で出っ歯になるなど、先天的要素も少なからず関係してきますが、日々の対策や矯正によって歯並びの悪化は避けられるものです。
床矯正は乳歯がまだ残っている状態からでも始められます。
この時期は矯正効果が出やすく、短期間・低コストで歯列矯正が可能になります。
これは、お子さん自身への負担を減らすことにも直結するものです。

さらに、床矯正は取り外しができるため、食事や歯磨きの時に困ることがありません。
食事はおいしく食べられますし、歯磨きの時は細部まで磨くことができます。
こうした理由から、将来的に歯列矯正を考えているなら、床矯正を選択するメリットは大きいです。


ビムラー矯正という選択肢も
床矯正は非常に優れた矯正法ですが、少なからずデメリットがあります。
そこで注目されているのが、ビムラー矯正という方法です。
こちらは、装着における痛みがほとんどなく、また夜寝る時だけ装着するタイプになります。
もちろん、取り外しができるので、歯列矯正による精神的負担は大きく軽減されます。
ビムラーは日中に装着する必要がないため、装置を友達に見られる心配がありません。
学校では何も装着しない状態で、思いきり体育の授業を受けられます
何度も取り外しする必要がないため、紛失・破損のリスクもぐっと減るでしょう。

ビムラー矯正のメリット
就寝中にだけ装着すれば良く、また痛みがほとんどありません。
さらに、後戻りしにくいため、しっかりと矯正ができるのです。
この秘密はお子さんの成長力を活用した方法だからです。
至って違和感のない自然な歯並びを実現できるため、床矯正をしようか迷っている場合に検討してみてください。
ビムラー矯正を始める年齢は6~7歳頃が好ましく、永久歯を抜歯せずに矯正できる可能性が高いからです。
歯列矯正は簡単にできる方法ほど、成功率が高いという現実があります。
特にお子さんは矯正器具を嫌がることが多いため、就寝中に限定して装着する小児矯正のビムラー矯正はまさにベストな方法と言えるでしょう。


まとめ
床矯正は、基本的に学校でも着ける必要がありますが、体育や水泳、音楽などの時は外したほうが無難です。
そこで、歯列矯正の制限を受けることなく歯並びを良くしたいお子さんには、ビムラーという選択肢をおすすめします。
この方法なら外した状態で学校生活を送れます。
「ママとこどものはいしゃさん」の加盟院では、ビムラー矯正に関する相談も受けていますので、気になる方はお気軽にご相談ください。

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