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おとなの歯が生えてきた!色が黄色い?

  • 歯科トピックス
おとなの歯が生えてきた!色が黄色い?

こどもの乳歯が抜けたあと、おとなの歯が生えてくると、「思ったより黄色い?」と感じることがあります。

乳歯は白くて小さいのに対し、永久歯は少し大きく、色も黄色っぽく見えることが多いです。

これは異常ではなく、成長の過程において自然なことですが、むし歯や歯のトラブルと勘違いしてしまうこともあります。

この記事では、なぜ永久歯が黄色く見えるのか、その理由や対策について詳しく解説します。


■ 永久歯が黄色く見える理由

・乳歯と永久歯の構造の違い

乳歯と永久歯では、歯の構造や成分が異なります。

乳歯は象牙質の色が明るいため、白く見えるのですが、永久歯は内側の象牙質の色が濃いため、全体的に黄色みがかって見えます。

特に、生えたばかりの永久歯はエナメル質がまだ薄く、象牙質の色が透けやすいため、より黄色く見えることがあります。


・乳歯と永久歯の色の差が目立つ

永久歯が生え始めたばかりの頃は、まだ隣に白い乳歯が残っていることが多く、比較すると永久歯の黄色さが際立って見えます。

すべての歯が永久歯に生え変わると、色のバランスが整い、それほど気にならなくなることがほとんどです。


・歯の表面の状態

永久歯が生えたばかりの頃は、エナメル質がまだ未成熟で、表面がざらついていることがあります。

このため光の反射が不均一になり、黄色っぽく見えることがあります。時間が経つにつれてエナメル質が成熟し、少しずつ自然な色に落ち着いていきます。


■ 気を付けるべきこと

・無理にホワイトニングをしない

こどもの永久歯が黄色いからといって、大人向けのホワイトニングをすると、エナメル質を傷つける恐れがあります。

こどもの歯はまだ成長途中なので、自然な変化を見守ることが大切です。

どうしても気になる場合は、歯科医院で相談し、適切な方法をアドバイスしてもらいましょう。


・歯を傷つけるような研磨剤の強い歯磨き粉を使わない

市販の歯磨き粉の中には、研磨剤が強く、歯の表面を傷つける可能性のあるものがあります。

こどもの歯に使用する場合は、低研磨のものを選ぶようにしましょう。


・着色汚れを防ぐための習慣をつける

永久歯が生えてきたら、食後に歯磨きができない時は、口をすすぐ習慣をつけるとよいでしょう。

特に、色の濃い飲食物を摂取した後は、早めに口をゆすぐことで、歯に色素が沈着するのを防ぐことができます。


・定期的なクリーニングを受ける

永久歯が生えたばかりの頃は、表面がざらついているため、汚れや着色が付きやすい状態です。

定期的に歯科医院でクリーニングを受けることで、歯の表面を滑らかにし、着色汚れを防ぐことができます。

また、クリーニングを受けることで、むし歯の早期発見や予防にもつながるため、定期的な受診をおすすめします。


・気にしすぎないことも大切

永久歯が生えたばかりの時期は、少し黄色っぽく見えることが普通です。

すべての歯が永久歯に生え変わると、それほど気にならなくなることがほとんどなので、過度に心配する必要はありません。


■ まとめ

こどもの永久歯が黄色く見えるのは、乳歯と永久歯の構造の違いによるものが主な原因です。

永久歯はエナメル質を通して黄色みがかって見えるのが普通なので、心配しすぎる必要はありません。

また、食生活や着色汚れの影響も考えられるため、普段のケアをしっかり行うことが大切です。

定期的に歯科医院でクリーニングを受けるなどの対策を取りながら、健康な歯を保ちましょう。

大切なのは、歯の色だけでなく、全体の健康を維持することです。焦らずに、こどもの成長を見守っていきましょう。


ママとこどものはいしゃさんグループでは、子どもの歯の健康を守るためのアドバイスを行っています。

こどもの歯の交換期について知りたい方は、お気軽にご相談ください。


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