赤ちゃんがコップを使えるようになるのはいつから?スパウトやストローマグってどうなの?
- 歯科トピックス

赤ちゃんがコップ飲みの練習を開始する時期には個人差がありますが、生後5ヵ月~6ヵ月頃から始めるのが良いとされています。
この頃になると、離乳食が始まり、食べ物を口に入れて飲み込む動作に慣れてくるため、コップ飲みの練習を始める目安となります。
ただし、赤ちゃんによって発達のスピードは異なるため、無理に練習を進める必要はありません。
コップ飲みの習得には段階があり、スパウトマグやストローマグを使うことでスムーズに移行できる場合もあります。
ここでは、コップ飲みの練習方法やスパウトマグ、ストローマグの役割について詳しく解説します。
■スパウトやストローマグの役割と使用時期
・スパウトマグとは
スパウトマグは、哺乳瓶とコップの中間的な存在で、飲み口が柔らかく、赤ちゃんが口をすぼめて飲む練習に適しています。
離乳食を開始する生後4ヵ月~6ヵ月頃から使用できるものが多く、哺乳瓶からコップへ移行するためのステップとして使えます。
スパウトマグの利点は、哺乳瓶に慣れている赤ちゃんでもスムーズに移行しやすい点です。
特に、哺乳瓶の吸う動作から、コップのように傾けて飲む動作へと慣れさせるのに役立ちます。
ただし、スパウトマグはあくまで移行のためのアイテムなので、必ずしも必要ではないともいわれており、コップ飲みの練習と並行して進めるのが良いでしょう。
・ストローマグとは
ストローマグは、ストロー付きのマグです。
生後6ヵ月頃から使用を始めることが多いですが、赤ちゃんによってはストローを吸う動作が難しく、習得に時間がかかることもあります。
スパウトマグを使った後にストローマグへ移行する赤ちゃんが多く、ストローを使うことで口周りの筋肉を鍛え、発語の発達にも良い影響を与えるといわれています。
■コップ飲みの練習方法
・スプーンから始める
コップ飲みの練習は、まずスプーンで飲み物を与えることから始めるのがおすすめです。
スプーンを使って少量の水やお茶を赤ちゃんの口元に運び、飲み込む練習をします。この方法は、生後5ヵ月~6ヶ月頃から取り入れることができます。
スプーンで飲むことに慣れると、赤ちゃんは液体を口に含み、飲み込む感覚をつかむことができます。
これがコップ飲みの基礎となり、次のステップへ進みやすくなります。
・練習用コップを使う
スプーンでの練習に慣れてきたら、練習用のコップを使ってみましょう。
赤ちゃんの手にフィットする小さなサイズで、持ち手が付いているものがおすすめです。
最初は大人が手助けをしながら、少しずつ自分で持って飲む練習を進めます。
コップ飲みの練習をするときは、こぼれても良い環境で、赤ちゃんが自由にチャレンジできるようにすることが大切です。
最初は少量ずつ飲ませ、徐々に量を増やしていくとスムーズに進められます。
■練習のポイント
・少量から始める
最初は少量の飲み物を入れて、赤ちゃんがこぼしても大丈夫なようにしましょう。
・タイミングを選ぶ
赤ちゃんの機嫌が良く、空腹すぎないタイミングで練習すると、リラックスして取り組めます。
・焦らず進める
赤ちゃんのペースに合わせて、無理強いせずに進めることが大切です。
無理に練習すると、コップに対する苦手意識が生まれることもあります。
■まとめ
赤ちゃんがコップを使えるようになる時期には個人差がありますが、一般的には生後5ヶ月~6ヵ月頃から練習を始めるのが良いとされています。
スパウトマグやストローマグは、コップ飲みへの移行をサポートする便利なアイテムですが、最終的にはコップで飲めるように練習を進めることが大切です。
赤ちゃんのペースに合わせて焦らず楽しく練習を続けることで、自然とコップ飲みができるようになります。
スプーンから始め、少しずつコップの練習を進めながら、スパウトやストローマグも上手に活用すると、赤ちゃんにとってスムーズな移行が可能になります。
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