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こどもの歯並びが良くなる習慣とは

  • 歯科トピックス
こどもの歯並びが良くなる習慣とは

こどもの歯並びは全身の健康にも関わる大切な要素です。

成長の過程で正しい習慣を身につけることで、自然と歯並びが整い、将来的な矯正治療のリスクを減らすことができます。

この記事では、こどもの歯並びを良くするための具体的な習慣についてご紹介します。


■食習慣を整える

・よく噛んで食べることが大切です

食事の際にしっかり噛むと、顎が発達しやすくなり、歯並びが整いやすくなります。

現代の食生活では、柔らかい食材が多くなり、噛む回数が減りがちです。

そのため、意識的に咀嚼回数を増やすことが大切です。

根菜類や肉類、ナッツ類など、噛み応えのある食材を積極的に取り入れることで、顎の成長を促すことができます。


・食事中の姿勢を意識しましょう

食事中の姿勢が悪いと、噛み合わせや歯並びに影響を与えることがあります。

食事の際は、足がしっかりつく高さの椅子を使い、背筋を伸ばして食べることを意識しましょう。


■鼻呼吸を習慣づけましょう

・口呼吸が歯並びに与える影響

口呼吸の習慣があると、口周りの筋肉が衰え、前歯が前に出る原因となることがあります。

また、口の中が乾燥しやすくなり、むし歯や歯周病のリスクも高まります。歯並びを整えるためには、鼻呼吸を意識することがとても大切です。


・鼻呼吸を促す方法

鼻呼吸を習慣づけるために、寝るときの姿勢や日中の口の状態をチェックしてみましょう。

特に就寝時に口が開いてしまう場合は、口を閉じるテープを活用する方法もあります。

また、鼻づまりがある場合は、早めに耳鼻科で相談し、耳鼻科で治療を受けることも大切です。


■舌の正しい位置を意識しましょう

・舌の位置と歯並びの関係

舌の位置は、歯並びに大きく影響します。

舌は上顎に軽くついた状態が理想とされており、この位置を保つことで歯並びが整いやすくなります。

舌が下がったままの状態になると、出っ歯などの原因となることがあります。


・舌の正しい位置を習慣化する方法

舌の正しい位置を意識するために、日常的なトレーニングを取り入れてみましょう。

「口を閉じたまま舌を上顎につける」「舌を持ち上げるエクササイズ」などを取り入れることで、正しい舌の位置を維持しやすくなります。

また、発音練習を通じて舌を意識的に使うことも、自然と舌の位置を改善する方法のひとつです。


■姿勢を正しく保ちましょう

・姿勢の悪さが歯並びに与える影響

姿勢が悪いと、顎の位置がずれ、歯並びにも影響を及ぼします。

特に、猫背や頬杖をつく習慣があると、片側の顎に過度な圧力がかかり、歯列が乱れる原因となります。


・日常生活でできる姿勢の改善

正しい姿勢を保つためには、日常的に意識することが大切です。

座るときは背筋を伸ばし、椅子に深く座るようにしましょう。

また、スマートフォンやタブレットを長時間使用すると、前かがみの姿勢になりやすいため、注意が必要です。


■歯ぎしりをチェックしましょう

・成長過程で起こる歯ぎしり

こどもの歯ぎしりは、成長過程で一時的に見られることがあり、自然に治まることもあります。

しかし、強い力で続くと歯や顎に負担がかかるため、注意が必要です。

特に、歯がすり減る、朝起きたときに顎が痛むなどの症状がある場合は、歯科医院で相談することをおすすめします。


・歯ぎしりが続く場合の対策

歯ぎしりが長期間続く場合、マウスピースを使用することで、歯への負担を軽くできます。

また、ストレスが原因となることもあるため、リラックスできる環境を整えることも大切です。日中にしっかり体を動かし、夜にぐっすり眠れるようにすることで、歯ぎしりが良くなることもあります。


■まとめ

こどもの歯並びを良くするためには、日常生活の中での習慣がとても大切です。

食事の際にしっかり噛むこと、鼻呼吸を意識すること、舌の位置を正しく保つこと、姿勢を整えることなどが、歯並びの改善につながります。

また、歯ぎしりの有無を確認し、必要に応じて歯科で相談することも大切です。


ママとこどものはいしゃさんグループでは、子どもの歯の健康を守るためのアドバイスを行っています。

こどもの診療をスムーズにしたい方は、お気軽にご相談ください。


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