こどもを歯医者に連れていくなら何時ごろがいい?
- 歯科トピックス

こどもの歯科治療は、大人と違って時間帯が大切となることがあります。
こどもは体調や機嫌に左右されやすいため、適切な時間を選ぶことで治療の成功率を上げ、こどもの負担も軽くすることができます。
この記事では、こどもを歯医者に連れていくのに適した時間帯や、注意すべきポイントについて詳しく解説します。
■こどもを歯医者に連れていく時間帯のポイント
・午前中の受診がベスト
こどもを歯医者に連れていく時間として、最もおすすめなのが午前中です。
午前中はこどもが元気で集中力が高く、機嫌が良い時間帯であることが多いです。
特に幼児や未就学児の場合、お昼ごはんの後になると眠くなったり疲れたりして、機嫌が悪くなることがあります。
そのため、午前10時~11時頃の受診が理想的です。
・昼食後すぐの時間帯は避ける
12時~14時頃の時間帯は、できるだけ避けるのが無難です。
こどもは食事の後に眠気を感じることがあり、治療中に集中力が低下しやすくなります。
また、食後すぐに歯科治療を受けると、嘔吐につながることもあり、スムーズな治療が難しいケースも多いです。
この時間帯しか予約が取れない場合は、食事の時間を少し早めるなどの対策をするとよいでしょう。
・夕方は混雑しやすく、こどもも疲れやすい
夕方(16時~18時頃)は、こどもが一日の活動で疲れていることが多く、機嫌が悪くなりやすい時間帯でもあります。
疲れている状態での治療は、こどもにとってもストレスになりやすく、歯科医院嫌いになる原因になることもあります。
どうしてもこの時間しか通院できない場合は、軽いおやつを食べさせてエネルギー補給をする、短時間の昼寝を取るなどして、できるだけコンディションを整えておくことが大切です。
■こどもを歯医者に連れて行くときの注意点
・予約は余裕をもって取る
こどもは急な体調不良や機嫌の変化があるため、余裕をもったスケジュールで予約を取ることが大切です。
また、予約の際には「できるだけ待ち時間の少ない時間帯を希望する」と伝えると、スムーズに受診しやすくなります。
午前中の早い時間帯を狙うと、待ち時間を短縮でき、こどもが飽きることなく診察を受けやすくなります。
また、予約時間の少し前に到着し、最小限の待ち時間で診察を受けられるよう調整できると良いでしょう。
・食事のタイミングに注意
受診前には、軽めの食事を済ませておくのが理想です。
特に小さいこどもは空腹になると機嫌が悪くなり、診察中にぐずったり、不安になったりすることがあります。
ただし、食事を済ませた直後の受診は避けたほうがよいです。
食後すぐは、嘔吐反射が起こるなどして診察や治療の妨げになることがあります。
また、歯科治療の内容によっては、治療後すぐに飲食を控える必要がある場合もあります。例えば、フッ素塗布後は30分~1時間ほど飲食を避ける必要があります。
そのため、診察の時間を決める際には、治療後の食事の時間も考慮しておくとよいでしょう。
・リラックスできる環境を作る
こどもが歯科医院を怖がる場合は、前向きな声かけをすることが大切です。
また、お気に入りのぬいぐるみやおもちゃを持参することで、安心感を持たせるのも有効です。
■まとめ
こどもを歯医者に連れて行く際は、午前中(特に10時~11時頃)の時間帯が最もおすすめです。
また、歯医者に行く前の食事やコンディションにも注意し、こどもがリラックスできる環境を整えておくことが大切です。
こどもの歯を健康に保つためにも、定期的な歯科検診を習慣化し、適切な時間帯に通院するよう心がけましょう。
ママとこどものはいしゃさんグループでは、子どもの歯の健康を守るためのアドバイスを行っています。
こどもの診療をスムーズにしたい方は、お気軽にご相談ください。
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