小児歯科って何歳まで?
- 歯科トピックス
「中学生になったので小児歯科は卒業?」
「小児歯科から一般歯科に移行するタイミングっていつ?」
このような疑問を持つ方は多いかと思います。
小児歯科に通える年齢について今回はお伝えしていきます。
▼小児歯科とは
小児歯科では、小児に対して治療や予防診療を行います。
小児は様々な定義がありますが、一般的な小児歯科では、乳歯が生え始めた時期から永久歯に生え変わる時期を対象にしています。年齢にすると1歳頃から12歳頃です。
小さいお子さんに対する接し方や治療へのスムーズなトレーニング、またお口の機能の成長など、小児歯科は様々な知識や経験が必要です。
小児歯科を行っている歯科医院では、看板や入り口、ホームページなどに記載されています。
▼小児歯科は永久歯が生え揃うまで
小児歯科に通えるのは永久歯が生え揃うまで、とされています。
個人差はありますが12歳~14歳頃にすべての乳歯が抜け、永久歯に生え変わります。
中学生になったら小児歯科は卒業し、一般歯科に移行するというようなイメージでいるとわかりやすいでしょう。
ただし明確な基準が設けされているわけではないので、歯科医院によっては異なる場合があります。
すでに通っている小児歯科がある場合には、直接聞いてみると良いでしょう。
▼小児歯科専門医院でなければそのまま通える
「歯科・小児歯科」のように標榜している歯科医院であれば、小児歯科の対象年齢を超えていてもそのまま通える場合がほとんどです。
小児歯科で通っていたけど、対象年齢を超えてしまったので他院を探さなくてはいけない、また同じ医院でも初診として再度予約を取らなくてはいけない、というような必要はありません。
一部の小児歯科専門医や大学付属病院であれば、対象年齢を超えた場合には通うのができなくなりますが、一般的な歯科医院では歯科と小児歯科を同じ歯科医院内で行っています。
歯科医院の規模によって、担当する先生や、治療するフロアや診療台が変わる場合がありますが、そのまま通い続けても大丈夫です。
▼小児歯科の治療内容
・歯科治療
虫歯治療や乳歯の抜歯などの歯科治療を行います。
治療が難しい場合には、治療が行えるようにトレーニングから行っていきます。
・予防処置
歯の表面を強くするフッ素塗布や磨きにくい奥歯の溝をうめるシーラントなどの予防処置を行います。
乳歯や生えたばかりの永久歯はむし歯のリスクが高いため、予防処置が重要になります。
・定期検診
定期検診に歯科医院に通い、むし歯のチェックに加え、歯ブラシや生活習慣の指導を行います。
医院によっては歯並びの相談や歯科矯正も行います。