1. ホーム  > 
  2. 医療コラム

COLUMN 医療コラム

小児矯正に痛みは伴う?

  • 小児矯正

歯科治療というと、痛みや不快感を伴う場面が比較的多いですよね。それは矯正治療も例外ではありません。マルチブラケットを用いたワイヤー矯正であれば、矯正装置による物理的な刺激はもちろんのこと、歯を動かす際の圧力も強いので、痛みが生じる場面も多々あります。そこで気になるのが、子どもが受ける小児矯正ですよね。今回はそんな小児矯正に伴う痛みや不快感についてわかりやすく解説します。

▼小児矯正にはいつくかの種類がある


ひと言で小児矯正といっても、実はいくつかの種類があります。最もポピュラーな小児矯正は、「床矯正」と呼ばれる治療方法です。マウスピースのような形の矯正装置を装着して、顎の幅を広げたり、歯列を外側に拡大したりするのが主な作用です。

この矯正法の中で、「急速拡大装置」と呼ばれるものを使用する場合は、ある程度の痛みが伴うものとお考え下さい。というのも、この矯正法では文字通り顎の骨を急速に拡大することから、かなり強い矯正力が働き、顎にかかる負担も大きくなるのです。その分、短期間で治療が完了するというメリットも得られます。その他の床矯正に関しては、それほど強い痛みは生じません。

▼顎外固定装置を用いた矯正


チンキャップやヘッドギア、上顎前方けん引装置といった、口腔外に設置する装置を用いた矯正法では、強い痛みは伴わないものの、異物感や違和感、装着時の不快感は比較的大きくなります。とはいえ、顎骨の前後的な異常をダイナミックに改善できることから、治療を受ける価値は非常に大きいといえます。例えば、小児期にそうした骨格的な治療を受けずに放置すると、大人になってから、骨切り術などの外科矯正を受けなければならなくなるのです。そういった苦労を考えると、子どもの頃に小児矯正を受けた方が賢明といえますよね。

▼筋機能に働きかける矯正法


プレオルソのような筋機能に働きかける矯正法でも、基本的に大きな痛みを伴うことはありません。マウスピース型の矯正装置を装着することで、口腔周囲の筋肉が適切に働き、歯列不正や不正咬合を未然に防ぐことが可能となります。「ママとこどものはいしゃさん」の加盟院で小児矯正を行っているところであれば、プレオルソによる治療も実施していることかと思います。

▼まとめ


このように、小児矯正の多くでは、マルチブラケット法のような痛みを伴うことはほとんどありません。ですから、小さなお子さまでも安心して矯正治療を受けることができます。そんな小児矯正に興味のある方は「ママとこどものはいしゃさん」の加盟院に相談してみましょう。お子さまお一人おひとりに最適といえる小児矯正法を提案してくれることかと思います。

「ママとこどものはいしゃさん」加盟院の検索はこちら

この記事をシェアする