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歯周病が全身の健康に影響?歯周病が引き起こす病気4選!

  • 予防


「歯周病は口の中の病気じゃないの?」「歯周病って全身の健康に影響あるの?」
このように悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
国民病ともいわれている歯周病。
その歯周病が他のさまざまな病気と密接に関わり合っていることをあなたはご存知でしょうか。
この記事では歯周病が引き起こす病気についてご紹介します。
歯周病の怖さを認識し、歯周病予防の重要性について知ることができるので、ぜひご一読ください。

歯周病は全身の健康に影響を及ぼす


歯周病は全身の健康に影響を及ぼすといわれています。
お口の中の細菌、歯周病菌が吐き出す毒素が、腫れた歯肉の血管に入り込むことで血流に乗り、全身に蔓延します。
歯周病は、お口の中に細菌が繁殖し、その細菌が歯茎や歯を支える骨を壊す病気です。
普段のブラッシングや生活習慣によって引き起こる病気で、国民の3人に2人が歯周病にかかっているといわれています。
そのため、他人事ではなくしっかりと歯周病の怖さを認識し、自身の健康を維持するようにしましょう。

歯周病が引き起こす病気4選


歯周病を、お口の中だけの病気だと侮ってはいけません。
気をつけなければ、歯周病の菌が原因で全身の健康に害を与える危険性があります。
歯周病が引きおこすといわれる、代表的な病気4つをここではご紹介します。

糖尿病


歯周病が引き起こす病気の一つに糖尿病があります。
歯周病の原因になる菌は、血糖値のコントロールをするインスリンと呼ばれるホルモンの働きを阻害する毒素を排出するのです。
そのため、歯周病をすることで糖尿病を併発する人が多いです。

心臓病


歯周病と心臓病にも深い相関関係があります。
歯周病の菌が歯肉の血管から全身に行き渡ります。
菌が密集して粘性のプラークができ、それが血管内にこべりつくことで血液の通り道が狭くなり血管を詰まらせやすくするのです。

早産


歯周病にかかっている妊婦さんは早産する可能性が高いといわれています。
歯周病によって生成される炎症物質(プロスタグランジンE2)があります。
この炎症物質は陣痛促進剤にも使われている物質で、子宮の収縮を促し、早産になりやすくするのです。

肺炎


高齢になると、食べ物を飲み込む力が衰えてきます。
食べ物を飲み込む力が弱くなることで、気管支や肺に誤って食べ物が入りやすくなるのです。
歯周病を発症していると唾液に歯周病菌が潜んでおり、食べ物と一緒に肺に送り込まれ、肺に炎症を引き起こす恐れがあります。
よって歯周病は肺炎を引き起こす原因にもなるのです。

まとめ


この記事では歯周病が引き起こす病気についてご紹介しました。
歯周病の菌はお口のみならず、血管に入り込むことで歯周病菌が全身に蔓延します。
それによってさまざまな全身の健康に影響を与えるのです。
歯周病はブラッシングの仕方や、定期的なお口のクリーニングをすることで十分に予防が可能です。
そのため、定期的に歯科医院で口内環境を清潔な状態に保つように心がけましょう。
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