小児歯科にも専門医制度がある?
- 予防
監修歯科医師
鹿児島明和院
社本 光央 先生
お医者さんには、それぞれ専門分野というものがありますよね。大きく分ければ内科と外科、さらに細かく分けると心臓や脳、眼などかなり細分化されていることがわかります。実はこれと同じように、歯科にもたくさんの診療科があることをご存知でしょうか。とくに、子どもの歯科治療は、小児歯科という専門医制度も確立されていることから、できる限り認定医や専門医の資格を持っている歯医者さんに治療をお願いした方が良いといえます。
▼小児歯科の専門医とは?
小児歯科には、認定医や専門医といった資格が存在しています。これらは日本の小児歯科医療が小児歯科学の中心にある小児歯科学会が認定するものであるため、信頼性は極めて高いものといえます。ですので、小児歯科の認定医や専門医の資格を有している時点で、その歯医者さんは子どもの歯科治療のプロフェッショナルであるといえるのです。
▼看板に標記することが許されているのは4つのみ
歯科にはいろいろな診療科がありますが、そのうち看板に標記するのが許されているのは4つだけです。それは「歯科」「歯科口腔外科」「矯正歯科」「小児歯科」の4つです。そういう意味で、小児歯科というのは数ある診療科の中でも重要性が高いということがわかりますよね。
▼他にはどんな診療科があるの?
その他、歯科には補綴、保存、歯周病、高齢者歯科、障碍者歯科、歯科麻酔科などが存在しています。こういった細かい診療科は、街の歯科医院で目にする機会はあまりないですよね。実際、大学病院のような大きな医療施設でなければ、ここまで細分化されていないことがほとんどです。一方、小児歯科や矯正歯科は、街の歯医者さんの中でもそれを専門として診療しているところはたくさんあります。
▼「小児歯科」に通うことのメリット
小児歯科は、発育途中の子どもの歯科治療を行う場所ですので、担っている責任というのは非常に大きいものといえます。それだけに、小児歯科で働いている歯医者さんや小児歯科の専門医というのは、子どもの歯に関してだけではなく、口腔周囲や全身の発育にも精通していることから、将来まで見据えた歯科治療を受けることが可能となっています。小児歯科に通う最大のメリットは、この点であるといえるでしょう。
▼まとめ
このように、小児歯科は数ある歯科の診療科の中でもかなり重要な位置を占めていることから、看板に標榜することも許されています。その中でもさらに優れた歯医者を選ぶのであれば、専門医や認定医の資格をひとつの目安とするのも良いかもしれません。「ママとこどものはいしゃさん」の加盟院の中でも、そうした小児歯科の資格を有した歯医者さんがいますので、まずはお気軽にご相談ください。
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