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COLUMN 医療コラム

歯科麻酔は痛い?痛くない麻酔のテクニックとは

  • 歯科トピックス


小さなお子さまだけではなく、大人でもむし歯治療を苦手としている方は多いものですよね。

なぜ苦手なのかと聞くと、歯を削るときの痛みが辛い、耐えられないと答えることでしょう。

予防接種や採血のときも注射を行いますが、歯科麻酔では、痛みを少なくする様々なテクニックが存在します。


今回は、痛くない麻酔のテクニックについてお伝えしていきます。



▼局所麻酔は歯の神経を麻痺させる処置


過去にむし歯治療を受けたことがある方なら、歯科麻酔も経験済みかと思います。


歯科麻酔とは、治療を行う歯の歯茎に注射をすることで、歯の神経を麻痺させ、歯を削る時に痛みを感じなくさせる麻酔処置です。


麻酔が効いてしまえば、歯の削ったり抜いたりしても痛みを感じないので、歯科麻酔の痛みを解決すれば、歯科治療自体を無痛で行うことが可能です。



▼歯科麻酔の痛みは、刺さる痛み、麻酔薬の温度、注入する圧力で決まる


歯科麻酔では、歯茎に注射針を刺して、薬液を注入します。


歯科麻酔の痛みの多くは、歯茎に針が刺さるときの痛み、麻酔薬が注入される時の温度と圧力で決まります。


痛みなく歯科麻酔を行うには、痛みを感じる3つのポイントに気をつければよいのです。


一度麻酔薬が注入されてしまえば、その瞬間から麻酔が作用しますので、それ以降の痛みはそれほどありません。



▼痛くなく麻酔を行う3つのポイント


・表面麻酔をしっかりと効かせる


注射を行う部分に、あらかじめ表面麻酔を効かせることで注射の際の痛みを抑えることができます。


表面麻酔自体は、ジェル状もしくはスプレー状なので痛みはありません。



・使用する麻酔薬は事前に温めておく


麻酔薬と体温との温度差が大きいほど、麻酔時の痛みは大きくなるため、使用する麻酔は事前に温めておきます。


多くの歯科医院では、麻酔で使用するカートリッジをあらかじめ温めておく専用の器械が備え付けられています。



・麻酔薬をゆっくりと注入する


勢いよく麻酔薬を体内に注入してしまうと、周囲の組織が圧力を受けてしまうため痛みが発生します。


麻酔を注入する場合には、ゆっくりと行います。


電動麻酔器を使用することで、誰でも一定の速度で薬液を注入できるので、電動麻酔器を使用する場合もあります。



▼お子さまの気持ちに寄り添った処置も


麻酔処置では、ただでさえ怖い注射針をお口の中に指すのですから、お子さまの不安感も極めて大きくなります。


お子様の場合には、注射を行うタイミングなども含め、お子さまのお気持ちに寄り添った麻酔処置を心掛けることで、施術に伴う痛みや不快感、不安感を軽減させることが可能です。これはお子さまの歯科治療に慣れている小児歯科でなければ、なかなか難しいことといえます。


▼まとめ

このように、むし歯治療が痛い、あるいは怖い原因というのは、歯を削る処置そのものではなく、麻酔を施す処置にあることも少なくありません。


「ママとこどものはいしゃさん」の加盟院であれば、そうした点にまで配慮したむし歯治療が可能となっております。


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