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歯科麻酔を使った後に注意すべきこと

  • 歯科治療の安全性


歯科治療では、よく局所麻酔を使用しますよね。この麻酔薬自体はお子さまに対して大きな悪影響を及ぼすことはほとんどありません。もちろん一部のお子さまは、体質や持病によって局所麻酔を使えないこともありますが、一般的には問題ありません。けれども、歯科治療が終わった後にトラブルが生じることもあるという点を知っておいてください。今回は、子どもに歯科麻酔を施した後に注意すべきことをわかりやすく解説します。

▼しばらく感覚がマヒする


当然のことですが、歯茎などに局所麻酔を施すと、歯茎や唇の感覚がマヒしますよね。それは治療が終わった後もしばらく続くものとお考えください。麻酔の効果が切れるまでの時間というのも個人差があり、治療後30分も経過すれば元の状態に戻る人います。一方、麻酔の効果が完全に切れるまでに数時間を要する人もいるのです。こうしたお子さまの麻酔薬への感受性については、歯科治療を繰り返し受けていく中で、見極められるようにしていきましょう。なぜなら、麻酔が効いているということを忘れてしまうと、お口のけがをすることがあるからです。

▼誤って唇を噛む


歯科治療で麻酔を施したあとに起こりやすいトラブルといえば「誤咬(ごこう)」です。誤咬とは、誤って唇や口腔粘膜を噛んでしまう現象です。場合によっては大きな傷口や潰瘍が生じてしまいますので要注意です。逆に、歯科治療後にそうした傷口が認められたら、歯科麻酔の影響である可能性が高いので、慌てず様子を見てみましょう。

▼子どもにしっかり注意する


局所麻酔によって歯茎や口腔粘膜の感覚が鈍っていると、小さなお子さまはどうしても気になるものです。その結果、患部を無暗にいじってしまうこともあるため注意が必要です。そのため、麻酔を施した歯科治療後は、できるだけ患部をいじらないよう注意させましょう。また、感覚がマヒしていることから、すぐに食事などをするのもあまりよくありません。飲み物を飲むくらいであれば何ら問題はありませんが、しっかり咀嚼しなければならないような食事は、麻酔の効果が完全に切れてから行うのがベストといえます。もしも、誤咬によって大きな傷口ができた場合は、すぐに歯医者さんに診てもらうことをおすすめします。そこから細菌感染が生じて、さらなる病状悪化につながることもあり得ます。

▼まとめ


このように、歯科麻酔を施した後は、麻酔の効果がなくなるまで食事は可能な限り控える方が良いです。どうしても食事をとらなければならない時は、十分に注意しながら咀嚼させることが大切です。そういった点もお子さまに伝えるようにしましょう。歯科麻酔に関してさらに詳しく知りたい方は「ママとこどものはいしゃさん」の加盟院にお聞きください。

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