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小児歯科と一般歯科の違い

  • 予防

監修歯科医師

京橋院

福原 隆久 先生

福原 隆久 先生


「ママとこどものはいしゃさん」の加盟院には、小児歯科という診療科が設置されていますが、いわゆる「一般歯科」とはどのような違いがあるのでしょうか。これから出産予定の方や今現在、小さなお子さまがいらっしゃる方には是非とも知っておいていただきたい点なので、わかりやすくご説明します。

▼小児歯科は子どもが通う歯医者さん


当然ですが小児歯科は子どもが通う歯医者さんです。そのため、30代、40代、あるいはもっと上の世代の方は多くはありません。逆にいうと、何歳くらいの子どもが多く通っているのかも気になりますよね。実はそれは歯科医院によってもさまざまで、極端な話をするとまだ生まれて間もない赤ちゃんでも、必要によっては小児歯科を受診することがあります。

▼小児歯科で行う治療とは?


小児歯科では、それぞれのお子さまの発育状況に応じた歯科治療を実施しています。そのため、一般歯科とは異なる部分が多々あるといえます。例えば、一般歯科では歯を失った方に対して入れ歯治療を行うことが多いですが、小児歯科でそのようなことを行うことはまずありません。ただ、むし歯治療に関しては一般歯科と同じように行っていきます。

▼歯や顎の発育を正常に促すための処置


小児歯科と一般歯科の違いで最も大きな点は、やはり患者さまが発育途中にあるかどうかです。小児歯科の場合は、歯や顎の骨が発育途上にあるお子さまを相手に歯科治療を実施することから、治療方針を決定する上で「正常な発育」を誘導することを第一に考えることが多いです。小児矯正においても、一般的な歯列矯正とは異なり、歯を1本1本きれいに並べていくのではなく、顎の発育を正常に誘導することを主な目的としています。

▼子どもが初めて出会う歯医者さん


小児歯科は、子どもが初めて出会う歯医者さんです。それだけに課せられている責任も大きいといえます。例えば、初めて出会った歯医者さんが黙々と歯科治療を進たり、子どもが泣いて嫌がっていても強引に歯を削ったりするようなタイプであったら、間違いなく歯医者嫌いになってしまうことでしょう。極端な例だと「歯科治療恐怖症」を発症してしまい、その後は歯医者さんに寄り付かなくなることもあり得ます。小児歯科医ではそうした重責を担っていることから、診療には細心の注意を払っているものです。

▼まとめ


このように、小児歯科と一般歯科には大きな違いがあることから、小さなお子さまはできる限り「ママとこどものはいしゃさん」の加盟院を受診することをおすすめします。小さいころから信頼できるかかりつけ歯科医を見つけることで、お子さまの歯や顎も正常に発育させていくことが可能となりますよ。

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福原 隆久 先生

監修歯科医師

京橋院

福原 隆久 先生

京橋あゆみ歯科クリニック
〒534-0024 大阪府大阪府大阪市都島区東野田町2丁目9-23 晃進ビル地下1階

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