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小児歯科にも専門医がいる?

  • 歯科トピックス


子どもの歯科治療を専門に行う診療科は「小児歯科」と呼ばれています。医科の病院にも「小児科」という診療科があるので、その存在意義については、容易に理解できますよね。そんな小児歯科で働く歯医者さんには、専門医の資格を持つ人もいます。今回はそんな小児歯科の専門医についてわかりやすく解説します。

▼歯医者さんの専門医制度


お医者さんだけではなく、歯医者さんにも「専門医制度」というものがあります。それぞれの道のプロフェッショナルであることを意味する資格で、それがあるのとないのとでは、非常に大きな違いがあるのです。ちなみに、歯医者さんには小児歯科以外にもたくさんの診療科がありますが、それぞれに専門医制度が存在しています。

▼専門医を取得する方法


専門医の資格を取得するには、それぞれが所属する学会から医療に関する知識や技術が一定水準以上にあることを認められなければなりません。例えば、学会に最低でも5年以上在籍していて、論文をきちんと発表している、定められた数以上の症例をこなしている、など、その内容はかなり細かくなっています。さらに、専門医と認定されるための試験に合格しなければならないのです。この試験がとても難しく、専門医を目指す歯医者さんが苦労する部分でもあります。

▼小児歯科の専門医について


小児歯科の専門医についても、上述した方法で資格を取得することができます。ですから、ホームページなどで小児歯科の認定医や指導医といった資格を持っている人は、その時点でかなりの小児歯科診療をこなしていることがわかります。それだけではなく、小児歯科に関する深い知識や経験もあることは間違いありません。

▼専門医の資格を持っていることがすべてではない


小児歯科の専門医の資格を持っている場合、それだけである一定水準の技術や知識が保証されることから、患者さまにとっても安心できる材料となります。けれども、小児歯科治療において、専門医の資格の有無が何よりも重要というわけではありません。

何よりも大切なのは、お子さまと真摯に向き合って、安全かつ確実に歯科治療を実施してくれる先生です。その先生が専門医の資格を持っていなくても、お子さまや親御さまが信頼できる、頼りになると感じたのなら、信じてついていきましょう。専門医の資格の有無は、あくまで歯医者さんを構成するひとつの要素でしかないのです。

▼まとめ


このように、小児歯科の先生の技術や知識レベルをはかるうえで、専門医制度は有用です。ただ、専門医の資格をまだ取得していなくても、素晴らしい診療を行う先生はたくさんいますので、まずは「ママとこどものはいしゃさん」の加盟院までご相談ください。お子さまにとって最高といえる先生が見つかることかと思います。

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