子どもの歯磨きに最適な歯ブラシとは
- 予防
子どもと大人とでは、歯の大きさや形、歯並びの状態など、異なる部分が多々ありますよね。それだけに、歯ブラシの選択には苦労している親御さまも少なくないことかと思います。そこで今回は、子どもの歯磨きに最適な歯ブラシについてわかりやすく解説します。
▼ヘッドは小さいものを選ぶ
歯ブラシを選ぶ上で、まず大きな基準となるのがヘッドの大きさですよね。市販の歯ブラシにはいろいろな大きさのヘッドのものがありますが、基本的には小さいものを選びましょう。子どものお口は小さいですし、歯そのもののサイズも小さいので、ヘッドが大きいものではきちんと汚れを落とすことができません。一般的な子ども用の歯ブラシは、ヘッドが小さく作られているのもそのためです。
▼柄が細い方が持ちやすい
次に、歯ブラシの柄の部分ですが、これは細くて持ちやすいものを選びます。子どもの手というのはとても小さいので、大人用の歯ブラシのように柄が大きいものを使うと、どうしてもぎこちなくなってしまいます。柄の持ち方は手のひら全体でつかむ「パームグリップ」ではなく、鉛筆を持つようなつかみ方である「ペングリップ」を心がけましょう。細い柄の歯ブラシなら、ペングリップを身に付けやすくなります。
▼毛先は平らなものが良い
昨今、歯ブラシにはいろいろな特徴を持ったものが増えてきましたが、実際のところ、スタンダードな歯ブラシが一番良いといえます。例えば、毛先がギザギザになっていたり、極細毛であったりする歯ブラシは、それなりに効率よく汚れを落とせる場面もありますが、子どもが使う歯ブラシは、とりあえず毛先が平らなものを選択しましょう。そうしたオーソドックスな歯ブラシできちんと歯磨きできるようになることが大切です。
▼フロスや歯間ブラシは使うべき?
子どもの歯列は、一般的にすき間が多くなっています。これは乳歯から永久歯に生え変わるというイベントを控えているからです。そのため、乳歯列で歯と歯の間に食べ物が詰まりやすくなるということはあまりません。ですから、フロスや歯間ブラシを使う場面もほとんどないといえます。ただ、歯と歯の間の距離が短く、頻繁に食べ物が詰まるようであれば、デンタルフロスを活用するようにしましょう。デンタルフロスの使い方は、「ママとこどものはいしゃさん」の加盟院で教えてもらうことができます。
▼まとめ
このように、子どもの歯磨きに適した歯ブラシというのは、いくつかの特徴がありますので、上述した内容を参考にしてみてください。具体的なケア方法は「ママとこどものはいしゃさん」の加盟院に相談してみましょう。
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