子どものひとり磨きについて
- 予防
小さなお子さまがいらっしゃるご家庭では、いつごろからどのように「ひとり磨き」を始めさせたら良いか迷ってしまうことかと思います。私たち大人は毎日当たり前のように歯磨きをしていますが、小さなお子さまにとっては、慣れるまでかなりの時間を要するものなので、始める時期やその方法についてはしっかり考えなければなりません。そこで今回は、子どものひとり磨きを始める時期や方法についてわかりやすく解説します。
▼最初の歯が生えてくるまでのオーラルケア
最初の乳歯が生えてくるのは、一般的に生後8か月くらいです。だいたい下の前歯から生えてくるのですが、それ以前からもお子さまのオーラルケアは行っておく必要があります。もちろん、歯が生えていないので歯を磨く必要はありません。ガーゼなどでお口の粘膜をきれいにお掃除する程度で問題ありません。そうしたオーラルケアをきちんと行っておくと、いざ歯磨きを始める時期になってもスムーズに実践することができますよ。
▼はじめは親御さまによる歯磨き
歯が生えてきてすぐには、ひとり磨きをするのは難しいです。1歳くらいではまだ歯ブラシを器用に動かすことは不可能ですので、まずは親御さまがしっかり磨いてあげましょう。始めのうちは歯ブラシをお口の中に入れられること自体嫌がることかと思いますが、徐々に慣れてきます。毎日の歯磨きは絶対に必要なことですので、めげずに頑張って磨いてあげましょう。
▼歯磨きを使うことに慣れてもらう
親御さまによる歯磨きが習慣化される頃には、お子さまも歯磨きを持ったり、大雑把でもよいのでお口の中で動かしたりできるようにしましょう。2歳になるくらいには、お口の中でシャカシャカ歯磨きできるのが望ましいです。その調子で歯磨きの練習を行っていって、正しいブラッシング法を身に付けることが大切です。
▼6歳くらいまでは仕上げ磨きを行う
ひとり磨きを正しく行えるようになるまでには、かなりの時間がかかります。少なくとも6歳くらいまでは、ひとり磨きに加え、親御さまによる仕上げ磨きも並行して行うことが大切です。もちろん、それ以降であってもひとり磨き不十分であれば、仕上げ磨きも継続していってください。7~8歳まで親御さまによる仕上げ磨きを行っているご家庭も珍しくはありません。
▼まとめ
このように、子どものひとり磨きというのは、始める時期が厳密に決まっているわけではありませんので、それぞれのお子さまのペースに合わせて進めていくことが大切です。上手にひとり磨きできるようになるまでは、親御さまがしっかりサポートしてあげてください。そんなひとり磨きについてさらに詳しく知りたい方は、「ママとこどものはいしゃさん」の加盟院までご相談ください。
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