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COLUMN 医療コラム

取り外し式の矯正装置とは?

  • 審美


「矯正はさせてあげたいが子どもが見た目を気にしている」「噛み合わせを矯正で治してあげたい」
このように悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
子どもに矯正はさせてあげたいけど、金属のワイヤーとブラケットを使用した、いかにも矯正をしていると分かってしまう矯正方法に抵抗を感じている人もいるでしょう。
この記事では、取り外しが可能な矯正についてご紹介します。
この記事を読めば、歯の矯正のイメージが変化し、子どもにスムーズに歯の矯正を勧めることができると思うので、ぜひご一読ください。

▼取り外し式の矯正方法!ネオギャップ・ビムラー矯正とは


ネオキャップ・ビムラー矯正とは、歯の矯正治療の一つで、ビムラーと呼ばれる取り外し式の矯正器具と、ネオキャップと呼ばれるプラスチックの被せ物を併用して治療をする矯正方法です。
ビムラーは、従来の金属のワイヤーを使用した方法とは異なり、弾力性が高い素材を使用しており、痛みなく矯正治療をすることができます。
また、基本的には上の前歯が2本、下の前歯が4本が矯正対象になるため装着のストレスを最低限に抑えてくれます。
歯とアゴ、噛み合わせを合わせて正してくれる治療法のため、小児矯正では採用している歯科医院も徐々に増えてきています。
矯正開始時期の目安としては、6才から10才ほどです。

▼ネオギャップ・ビムラー矯正の特徴3つ


ネオキャップ・ビムラー矯正の特徴は以下の3つです。

・抜歯をする必要がない
・取り外しが可能
・痛みが少ない

それぞれ見ていきましょう。

 

●抜歯をする必要がない


 

ネオギャップ・ビムラー矯正は、抜歯をする必要がありません。
従来のブラケットを使用した治療法だと、抜歯をして空いたスペースを利用し歯を綺麗に配列します。
しかし、ネオギャップ・ビムラー矯正はアゴ関節を上手く利用した矯正方法のため、アプローチ方法が全く異なります。
そのため、抜歯する必要がありません。

 

●取り外しが可能


 

ネオギャップ・ビムラー矯正は取り外しが可能です。
そのため、人と会う頻度が高い日中は取り外し、人と会う頻度が低い、就寝前のみ装着することができます。
そうすると矯正器具の装着が短いため、矯正が完了するませ時間がかかると思いますが、そうではありません。
大体、ブラケット矯正と変わらないくらいの治療期間です。
また、歯磨きをする際には取り外すことができるので、口内環境も清潔に保つことができる矯正方法です。

 

●痛みが少ない


 

ネオギャップ・ビムラー矯正は痛みが少ない治療方法です。
それは、弾力性が高い素材を利用しているためです。
ブラケット矯正は金属のワイヤーとブラケットと呼ばれる器具を利用し、歯を移動して歯並びを整えています。
しかし、ネオギャップ・ビムラーは唾を飲み込むときの力を利用して無理なくゆっくり力をかけていくので、痛みが少ないのです。

 

▼まとめ


この記事では、取り外し式の矯正方法についてご紹介しました。
ネオキャップ・ビムラー矯正は日本では、未だポピュラーな矯正法ではありません。
採用している歯科医院もまだまだ少ないのが現状です。
小児矯正のご相談はママとこどものはいしゃさんまで。

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