笑ったときに歯ぐきの見えるガミースマイルとは
- 審美
笑うと歯ぐきの見える笑顔のことを、“ガミースマイル”と呼びます。ガミースマイルをチャームポイントと感じる人もいれば、コンプレックスに感じる人もいます。
ガミースマイルの原因
ガミースマイルの原因には以下のようなものがあります。しかし多くの場合、原因は一つではなく、いくつかの要因が重なって生じると考えられます。
上顎の骨格
上顎の骨が、前に出っ張っていたり縦に長かったりすると、ガミースマイルになりやすいです。
上唇の形状や筋肉
上唇の長さが短く、薄い場合は笑ったときに歯ぐきが見えやすいです。また、上唇の形には問題はなくても、上唇を持ち上げる表情筋(上唇挙上筋)が発達しているとガミースマイルになりやすい傾向にあります。
歯ぐきの形
歯ぐきが発達している場合や、歯に歯ぐきが被っている場合は、笑ったときに歯ぐきが目立ちやすいです。
ガミースマイルに対する治療
笑い方を変える訓練をする
軽度のガミースマイルであれば、意識して笑い方を変えることで、対処できることもあります。鏡を見て笑顔の練習をしますが、そのときに口角に指をあてて唇を上がりにくくすると、より意識が高まり、ガミースマイルの改善に効果的です。
上唇の筋肉の動きを抑制する
上唇にボトックス注射を打つことで、唇を持ち上げる筋肉の動きを抑制します。近年、ボトックスは顔面のしわ取り目的でも用いられるようになってきました。しかし、効果が半永久的に続くわけではなく、半年程度でその効果が切れてしまいます。
外科処置で上顎の骨の長さを短くする
上顎骨切り術と呼ばれる方法で、美容外科か口腔外科で行われる、上顎の骨を一部切り取る手術です。ガミースマイルが改善するだけでなく、横顔のシルエットも変わるため、顔全体の印象が大きく変わります。
歯列矯正をする
ワイヤーでの歯列矯正と、インプラントアンカーを併用して行う高度な矯正治療です。上顎に植えた小さなネジ(インプラントアンカー)と、歯に装着したワイヤーを繋ぎ、上顎の歯を全体的に持ち上げることで、歯ぐきの長さを短くします。
ガミースマイルの治療は、美容外科や口腔外科の専門分野です。個人歯科医院で全ての症例に対応することは難しいですが、患者様のご要望を聞いたうえ診査診断を行い、適切な高度医療機関への紹介は可能です。ガミースマイルが気になってうまく笑えないなら、お気軽に“ママとこどものはいしゃさん”にご相談ください。
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