子どもの口内炎への対処と食事について
- 小児矯正
監修歯科医師
枚方長尾院
日野 卓哉 先生
口の中の感覚はとても繊細です。
特に子どもの場合、口内炎が出来ていても、その違和感を言葉でうまく説明することは難しいです。
口の中を気にする、食欲がない、機嫌が悪いなど、普段と違う子どもの様子から、口内炎を発見する親御さんが多いでしょう。
口内炎の種類
口内炎の状態は、潰瘍タイプと水疱タイプがあり、大きさや形も多様です。
また、口内炎の原因もさまざまあり、ストレスやビタミン不足によるもの、ウイルスによるもの、カンジダとよばれるカビの一種のよるものなどがあります。
口内炎の治療
子どもの口内炎の治療は、小児科や歯科医院で受けることができます。
しかし、ウイルス性の口内炎は発熱を伴うこともあるので、その場合はまず小児科を受診しましょう。
口内炎は、原因によって治療が異なります。
小児歯科では、塗り薬を処方したり、歯のとがっているところが原因であればその部分を丸めたり、口内炎部分にレーザーを当てたりすることもあります。
ご自宅では痛い箇所に気をつけながらしっかりと歯磨きをして、口腔内を清潔に保つようにしましょう。赤ちゃんであれば、おもちゃを口に入れることも多いので、口に入れてしまいそうなものはあらかじめキレイにしておいた方が安心です。
口内炎を刺激しない食事
口内炎があるときは、子どもが食事を嫌がってしまうこともあります。
どうしても食べられなければ水分だけでも構いませんが、食欲があるようなら出来るだけ炎症部分を刺激しないように、やわらかい薄味メニューを摂るように心がけましょう。
塩辛いものや味の濃いもの、酸味のあるものが口内炎に触れると激しい痛みを起こします。
また、熱いものは口内炎を刺激し、痛みを悪化させてしまうので、お茶や汁物は人肌に冷ましてから与えます。
噛むこと自体が刺激になる場合は、あんかけやゼリーなど、あまり噛まなくても食べられるものを選んであげると良いでしょう。
口内炎が治って、少しずつ食べられるようになってきたら、粘膜を保護するビタミンB2を含む食材(卵や乳製品、納豆など)を積極的に摂ると良いです。
まとめ
歯科健診を受けることで、口内炎の予防や早期発見につながることもあります。
“ママとこどものはいしゃさん”では、口腔内を清潔に保てるよう、ひとりひとりに合った正しい歯磨きの仕方や歯磨きに関するグッズを提案させていただきます。
是非お気軽に定期健診にいらしてください。
「ママとこどものはいしゃさん」加盟院の検索はこちら