歯磨きを嫌がる子、どうやって磨いてる?
- 歯科トピックス

こどもの歯磨きは、むし歯予防のためにとても大切ですが「嫌がって口を開けてくれない」「すぐに逃げてしまう」など、毎日の歯磨きタイムに苦戦している保護者様も多いのではないでしょうか。
無理に押さえつけると、歯磨きがさらに嫌いになってしまうこともあるため、できるだけ楽しく、スムーズに磨ける工夫が必要です。
この記事では、歯磨きを嫌がるこどもに対する効果的な対処法や、楽しく歯磨きを続けるためのコツを紹介します。
■こどもが歯磨きを嫌がる理由って?
・口の中を触られるのが苦手
歯ブラシの感触や、口の中を触られること自体に抵抗があるこどもは少なくありません。
特に歯が生え始めたばかりの赤ちゃんは、まだ歯磨きに慣れていないため、異物感を嫌がることがあります。
・歯磨きが痛いと感じる
歯肉が敏感な時期や、むし歯ができかけている場合、歯磨きが痛いと感じることがあります。
また、硬い歯ブラシを使っていたり、力を入れすぎて磨いてしまったりすると、不快感が強くなります。
・じっとしているのが苦手
小さなこどもは、じっとしていること自体が難しいものです。
歯磨きの時間が長くなると、飽きてしまい、途中で逃げ出してしまうこともあります。
・過去に嫌な経験がある
歯磨き中に強く押さえつけられたり、痛い思いをしたことがあると、「歯磨き=怖いもの」と認識してしまい、嫌がるようになることがあります。
■歯磨きをスムーズに進めるための方法
こどもが歯磨きを嫌がる場合、まずは楽しい時間と感じてもらうことが大切です。
・親子で一緒に鏡を見ながら「どっちがピカピカにできるかな?」とゲーム感覚で磨く
・歯磨きの歌やアプリを活用して、リズムに乗せながら楽しく磨く
・お気に入りのキャラクターの歯ブラシを選んでもらい、興味を持たせる
・指人形などを使って「人形さんが磨いてくれるよ」などのごっこ遊びとして行う
このような方法を取り入れてみてはどうでしょうか。
■こんなポイントに注意
・短時間でもOK!無理なく続ける
最初から完璧に磨こうとせず「今日は前歯だけ」「次は奥歯」など、少しずつ慣らしていくことが大切です。
短時間でも毎日続けることで、徐々に慣れてくれることが多いです。
・仕上げ磨きが大切
こども自身が自分で磨いたあと、「ママが仕上げてピカピカにするね」と声をかけて、仕上げ磨きを行いましょう。
鏡を見せながら「この歯、もうちょっとキレイにしようね」と話しかけると、納得してくれることが増えます。
・無理やり押さえつけるのはNG
嫌がるからといって、力ずくで磨くと「歯磨き=怖い」と思ってしまい、ますます嫌がるようになります。
落ち着いて磨けるようになるまで、様々な方法を取り入れながら、少しずつ慣らしていくことが大切です。
・叱る・怒るよりもプラスの声掛けで
「ちゃんと磨かないとむし歯になるよ!」と叱るのではなく「ピカピカにするとかっこいいね!」「ほらきれいになるよ!」など、ポジティブな言葉をかけると、歯磨きが楽しいものだと感じやすくなります。
■まとめ
歯磨きを嫌がるこどもには、無理に押さえつけるのではなく、遊び感覚を取り入れながら楽しく磨くことが大切です。
年齢に応じた方法を試しながら、少しずつ歯磨きに慣れさせていきましょう。
仕上げ磨きを毎日の習慣としてしっかり続けることが重要です。
親子で楽しい歯磨きタイムを作りながら、健康な歯を守っていきましょう。
ママとこどものはいしゃさんグループでは、こどもの歯の健康を守るためのアドバイスを行っています。
こどもの歯磨きをスムーズにしたい方は、お気軽にご相談ください。
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