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小児歯科で行うフッ素塗布は家庭用と何が違うの?

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小児歯科で行うフッ素塗布は家庭用と何が違うの?

小児歯科で行ってくれるフッ素塗布ですが、家庭用と何が違うのでしょうか。

今回は、小児歯科で扱っているフッ素について、メリットや効果的な使用方法についてお伝えしていきます。

フッ素に対して正しい知識を知ることで、お子さまのむし歯予防に役立ててください。

小児歯科で扱うフッ素は高濃度

小児歯科で扱っているフッ素は、市販されているものよりも高濃度です。

フッ素濃度はppmで記載され、商品パッケージを見ると確認することができます。

小児歯科で扱うフッ素は、高濃度フッ素で9000ppm、一方、市販されているフッ素の上限は1450ppmまでと国が決めています。

フッ素の形状は、歯磨き粉のようなに歯ブラシで歯に塗るタイプや、マウスピースに盛ってお口に入れる泡のタイプなどがあります。

フッ素のメリット

・エナメル質の再石灰化を促進

歯の表面(エナメル質)は、食事の際に溶けその後修復される、再石灰化を繰り返しています。

フッ素は再石灰化を促進する効果があります

・歯質の強化

フッ素によって歯の表面を覆うエラメル質を強化することができます。

強化されたエナメル質はむし歯菌が作る酸に溶かされにくいという性質を持ちます。

・むし歯菌の働きを弱める

フッ素には、むし歯菌が酸を作り出すのを効果があります。

歯科医院でのフッ素塗布は三ヶ月に一回が効果的

歯科医院でのフッ素塗布は三ヶ月に一回が効果的です。

定期検診でむし歯のチェックや、歯ブラシの指導、歯のクリーニングを行ったあと、最後にフッ素を塗ってもらうと良いでしょう。

歯の表面に汚れがない状態でフッ素を塗ることで、効果的にフッ素が浸透しむし歯に強い歯質にすることができます。

フッ素を塗った後は、効果を持続するように最低でも30分はお口をゆすいだり飲食を控えるようにしてください。

歯ブラシで汚れを落としてから使うことが重要

定期的にフッ素を塗っていたり、フッ素が含まれている歯磨き粉やうがい薬を日常的に使っていても、歯に汚れが残っていては効果が十分に発揮できません。

しっかりと歯ブラシで歯の表面の汚れを取った状態で使うようにしましょう。

フッ素は塗っているからむし歯にならない、ということではなく、日々の口腔ケアが重要になります。

歯が生え始めたら歯医者さんに行きましょう

お子さまに歯が生え始めたら歯医者さんに行き、フッ素を塗ってもらうと良いでしょう。

生後半年〜1年の間に歯は生え始めます。

歯医者さんでは、口腔ケアの方法や生活習慣の指導、食育などについてアドバイスも行っています。

また、小さい頃歯医者さんに行く習慣を身につけることも、むし歯にならないためには重要です。

▼まとめ

歯科医院で使用するフッ素についてお伝えしてきました。

「ママとこどものはいしゃさん」の加盟院では、フッ素に関する質問や疑問にもお答えしています。

不安なことや疑問点があればお気軽にご相談ください。

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