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子供の虫歯治療は何歳から?実際の流れも説明します

  • 歯科トピックス
子供の虫歯治療は何歳から?実際の流れも説明します

子供の歯がむし歯になってしまった場合、何歳から治療をすることができるのでしょうか。

個人差はありますが、上手な子で3歳くらいから平均的には4~5歳から、と言われています。

今回は、虫歯治療が可能な年齢や、治療のために行うトレーニング、実際の治療の流れについてお伝えしていきます。

▼虫歯治療は4~5歳くらいから

虫歯治療は多くのお子さんで4~5歳から、と言われています。

小さい時から歯医者さんに通っていて、慣れているお子さんですと3歳頃から治療可能な場合もあります。

3歳より小さいと、意思の疎通が難しく急に動いてしまったり、筋力がなくてお口をずっと開けていることが難しかったり、するため治療を行うのは難しいでしょう。

また、歯科医院によっても、5歳未満は治療を行わない、などの方針がある医院もあります。

▼最初はトレーニングから

基本的に、むし歯になっていたとしても強い痛みがない場合には、トレーニングから行う歯医者さんがほとんどです。

無理やり治療をすすめてしまうと、歯医者さんに対してネガティブなイメージを持ってしまうからです。

歯医者さんに慣れるように、治療用の椅子に一人で座ることからはじめ、歯ブラシの練習や使用する器具を使って練習、といった様に段階的にトレーニングを行っていきます。

▼実際の治療の流れ

・治療内容の説明

治療する内容について親御さんに対して説明します。

治療の内容に加えて、むし歯になってしまった原因や治療後に再発を防ぐ方法もお伝えします。

医院によって、お口の写真を使ったり、模型やアニメーションでの説明を行う場合もあります。

・器具を使って練習

実際に治療を行う前に、器具を使って練習します。

お口を大きく開けて、水をためたり、バキュームで水を吸ってもらうなど、お口の中で治療が行われることに対して抵抗感が少なくなるようにします。

・治療

むし歯の大きさに合わせた治療を行います。

むし歯が小さい場合には、麻酔は使用せずそのまま治療を行います。

・定期検診

治療後は、むし歯が再発しないように定期検診に通いましょう。

正しい歯ブラシの仕方や、むし歯のチェック、フッ素やシーラントなどの予防処置も行います。

▼治療が難しい場合は進行止めの薬を塗る場合も

治療が難しい場合は、むし歯の進行止め(サホライド)を塗る場合もあります。

進行止めを塗ったあと、定期検診でむし歯の状態を見ながらトレーニングを行い、治療ができるようになったら治療を行います。

ただし、むし歯の進行止めは、塗った部分が黒く変色してしまうため、永久歯には使えない、見た目が気になる場合には使用できない、という制限があります。

▼小児歯科は予防が重要です

たとえ小さいむし歯でも、小さいお子さんにとって負担は少なくはありません。

むし歯にならないように予防をすることが重要です。

歯が生え始めたら歯医者さんに通い、むし歯にならないようなケアの仕方、生活習慣について指導を受けると良いでしょう。

▼まとめ

子供の虫歯治療は、4~5歳くらいから行う場合がほとんどです。

無理に治療を行うのではなく、歯医者さんに慣れながら苦手意識をつけずに治療をすることは大切です。

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