子供の歯並びは自然に治る?
- 小児矯正
子供の歯並びは、成長するとともに自然に治る?
そのように思っている方もいらっしゃるかと思います。
永久歯への生え替わりが始まる前の始まる前でしたら、成長によって歯並びが変化する場合はあります。
しかし、多くの場合は様子を見ていても改善することはありません。
今回は、子供の歯並びが自然に治るのか、について詳しくお話ししていきます。
▼歯並びは自然には治らない
前歯が永久歯に生え変わった後の歯並びは自然には治らないと思って良いでしょう。
隙間がある場合は、奥歯が生える事で歯が前に押され隙間が閉じる場合はあります。
しかし、隙間がなくて歯が重なっている場合には、歯科矯正をしないと改善することはありません。
歯が重なっている場合には、顎の大きさに大して歯が並ぶスペースが少ないことが原因のため、歯科矯正によって顎の成長を促すか、永久歯を抜いてスペースを作る必要があります。
▼小児矯正は遅くても9歳まで
小児矯正を行う場合には遅くても9歳までに始める必要があります。
小児矯正は、成人矯正と違い顎の成長をコントロールすることができるのが特徴です。
歯が並ぶスペースがない場合には、矯正器具によって顎の成長を促してスペースを作り、歯がきれいに並べるようにします。
小児矯正は、顎の成長をコントロールする事で歯を並べるため、永久歯の抜歯を避けられるという大きなメリットがあります。
※注:ケースによっては抜歯が必要な場合もあります。
ですが、顎の成長は9歳以降で止まってしまうため、小児矯正は6歳ごろから、遅くとも9歳までに始める必要があります。
▼乳歯の段階では様子を見ることも
歯が生え変わる前の時期、乳歯の段階では永久歯の歯並びについて判断ができないため様子を見ることもあります。
実際に矯正が必要かどうかは、永久歯の生え変わりが始まり、レントゲン検査など各種検査を行い判断する必要があります。
多くのお子様は6歳程度になると前歯の生え変わりが始めるので、その時期に矯正相談を行うと良いでしょう。
また生活習慣からくる受け口の治療では、3歳ごとから行うことができる矯正治療(ムーシールド)もあります。
生え変わりが始まる前に受け口が気になる場合、また歯並びに関して心配なことがある場合には、歯科医院に相談することをお勧めします。
▼気になる場合は歯科医院で相談しましょう。
歯並びはそのままにしておいて改善することは少ないです、お子様の歯並びに関して気になることや不安なことがある場合には歯科医院で相談してみましょう。
実際に、歯科矯正を始めない場合でも、無料の相談は多くの歯科医院で行っています。
「ママとこどものはいしゃさん」の加盟院でも、矯正の相談を随時受け付けていますので、気軽にお尋ねください。
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