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COLUMN 医療コラム

歯に良い食べ物・悪い食べ物

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小さなお子さまの体は、日々成長しています。それだけに毎日適切な栄養を摂らなければならないのですが、それは、お口の中の歯も同じです。そこで今回は、丈夫な歯を作るために重要といえる栄養素について詳しくご紹介します。

▼エナメル質を強くするのはビタミンA


歯の一番外側を覆っているのは「エナメル質」ですよね。人体で最も硬い組織であり、歯の構造の中でもかなり重要な部分でもあります。そんなエナメル質は、ビタミンAをしっかり摂取することで強くすることができます。具体的な食品としては、ほうれん草やかぼちゃ、うなぎなどを積極的に摂取するようにしましょう。

▼象牙質を強くするのはビタミンC


エナメル質の下に存在している「象牙質」は、ビタミンCを摂取することで強くできます。ビタミンCは小松菜やピーマン、ジャガイモなどに豊富に含まれている食品です。いずれも手に入りやすい食品ですよね。

▼歯の石灰化を助けるのはカルシウムとリン


歯が強くなるためには「石灰化」という現象が不可欠です。その上で有用となる栄養素がカルシウムとリンです。エナメル質や象牙質を構成する「ハイドロキシアパタイト」というのは、カルシウムとリンによって作られていることから、これらの栄養素は歯の健康を維持するために極めて重要といえます。ちなみに、カルシウムやリンは、ヨーグルト、チーズ、ひじき、高野豆腐などの食品からたくさん摂取することが可能です。

▼歯の再石灰化を助けるのはフッ素


歯の再石灰化や歯質の強化といえば、フッ素ですよね。おそらく、皆さんが毎日使用されている歯磨き粉にはフッ素が入っているでしょうし「ママとこどものはいしゃさん」の加盟院でフッ素塗布を受けている方も少なくないことかと思います。そんなフッ素は、意外にもいろいろな食品に含まれているものなのです。例えば、わかめやのり、サクラエビといった海でとれるものには、フッ素を豊富に含んでいる傾向にあります。その他、緑茶や紅茶にもフッ素が含まれていますので、必要に応じて摂取するようにしましょう。

▼歯の発育期に適切な栄養をとることが大切


ここまで強い歯を作るための栄養素について詳しく解説してきましたが、重要なのは歯の発育期にあるお子さまが積極的に摂取すべきだという点です。もちろん、大人になってからでも歯の健康維持や増進に役立つ栄養素は多々ありますが、やはり、歯が作られている途中のお子さまの方がより高い効果を得ることが可能となっています。

▼まとめ


このように、小さなお子さまのいるご家庭では、歯に良い食材を積極的に使うようにしましょう。「ママとこどものはいしゃさん」の加盟院にご相談いただければ、さらに具体的な調理法などもご紹介いたします。

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