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子どもの口内炎はどうすればいい?

  • 予防


子どものお口の異常で意外に多いのが口内炎です。口内炎というのは、単なるお口のデキモノと捉えられがちですが、ケースによっては重症化したり、その背景に重篤な全身疾患が隠れていたりすることもあります。そこで今回は、子どもの口内炎の原因や治療法などをわかりやすく解説します。

▼免疫力の低下


口内炎の原因として最初に挙げられるのが免疫力の低下です。口内炎というのは、基本的に細菌やウイルスに感染することで生じるものなので、全身の免疫力が低下すると発症しやすくなります。疲れがたまっていたり、睡眠不足であったりするのは良くないのです。また、偏った食習慣も免疫力の低下につながりますので十分注意しましょう。こういった生活習慣は、お子さま自身ではコントロールすることが難しいので、親御さまがしっかり管理してあげるようにしましょう。

▼口腔衛生状態が悪い


毎日の歯磨きをはじめとしたオーラルケアが不十分だと、口腔衛生状態が悪化します。お口の中が不潔になると、細菌やウイルスなどが繁殖しやすくなりますよね。その結果、口腔粘膜にちょっとした傷がつくだけでも細菌感染が起こり、口内炎を発症するようになります。ですから、日頃のオーラルケアは徹底するよう努めましょう。言うまでもありませんが、小さなお子さまは、自分ひとりで歯磨きするのは難しいです。もちろん、ひとり磨きの練習を重ねていくことは必須ですが、正しく磨けるようになるまでには、相当な年月が必要です。それまでは親御さまによる仕上げ磨きを継続することが大切です。

▼全身疾患の症状


口内炎を繰り返し発症するのであれば、その背景に全身の病気が隠れているかもしれません。例えば、ベーチェット病という全身疾患では、再発性アフタとい口内炎が症状として現れます。そうしたケースでは、口内炎だけに対処していても一向に症状がおさまることはありません。大元となっている全身の病気のケアも行うことで、口内炎の悪化や重症化を防ぐことが可能となります。その他、全身の免疫力が低下する全身疾患でも口内炎が繰り返し生じることがあります。

▼軽度の口内炎は経過観察


ここまで、口内炎の原因や治療法について解説してきましたが、症状が比較的軽度であれば、積極的に治療を行う必要はありません。お子さまの自然免疫によって治る口内炎もたくさんあるからです。

▼まとめ


このように、一言で口内炎といってもいろいろな症状が認められますので、気になったらまず「ママとこどものはいしゃさん」の加盟院に連絡しましょう。小児歯科であれば、子どもの口内炎の適切な対処法を熟知していますよ。

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