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どんな種類があるの?小児矯正の器具について

  • 小児矯正

監修歯科医師

鹿児島明和院

社本 光央 先生

社本 光央 先生


小児矯正を検討するママ増加中


美しく正しい歯並びは、見た目や健康など様々な面から一生の財産だといえるでしょう。そのため、お子様が小さい内に小児矯正を検討されているママが増えています。しかし、種類が多くてどの矯正を選べばいいのかわからないとお悩みの方も多いのでは?今回のママとこどものはいしゃさんブログでは、小児矯正器具の種類についてご紹介します。

どうして?早めに矯正を行うべき理由


矯正は大人になってからでもできますが、多くの場合は子どもの内に治療を開始しています。成人矯正と小児矯正の大きな違いは、あごの成長のコントロール。成長段階にある子どものあごは柔らかくコントロールしやすいため、大人よりも治療が早く終わります。また、悪い歯並びや噛み合わせを放置した場合、あごが歪む可能性も。小児矯正で機能的な口元を手に入れることは、健全でバランスが良いあごの成長にも繋がります。

小児矯正の時期と期間


小児矯正は治療時期によって第1期と第2期に分けられ、それぞれ治療期間が違います。まず第1期は、永久歯が生えそろっていない子どもが対象。あごを正しい形に成長させ、永久歯を抜歯することなく矯正治療を行うための土台づくりが目的です。治療期間は一般的に、およそ10ヶ月~1年半程度になります。第2期は、永久歯が生え揃った子どもが対象。成人矯正と同じ治療方法になりますが大人よりも期間は短く、およそ1年半~2年半程度が一般的です。一人ひとりお口の状況は異なるため、矯正治療のタイミングも人それぞれ。開始のタイミングは、歯科医師に相談してみましょう。

小児矯正の種類


金属・固定式・目立たないなど、歯を動かすための器具にはたくさんの種類があります。いくつか見てみましょう。

■ムーシールド


自分で取り外しができるマウスピース型の矯正器具。受け口の早期治療に使用されます。舌の力とあごが成長する力を使って受け口を矯正するため、子どもの治療に特に効果が期待できます。寝ている時に装着するため、負担が少ないのも特徴。

■FKO


自分で取り外しが可能。下あごの成長を促進し出っ歯や受け口を改善する器具なので、下あごの発達が見込める子どもに使われます。1日10時間以上装着しなければならないうえ、構造上喋りにくいため、就寝時の使用が一般的。

■ヘッドギア


取り外し可能な矯正器具。第1期に出っ歯を治療する際、使用されます。効果が出やすく費用も控えめな反面、器具を頭から口にかけて固定しなければならないので、子どもがストレスを感じる可能性も。

■ワイヤーブラケット


自分では取り外しが不可能な矯正器具。歯に留め具を取りつけワイヤーで矯正する治療方法で、成人矯正にも使われるもっとも一般的な矯正器具です。小児矯正の場合、永久歯が生え揃った第2期に使われます。歯並びを細かく調整でき、矯正の効果が高い反面、取り外しができないため手入れが難しいというデメリットも。歯科医院での歯みがき指導やみがき残しのチェックなど、お口の中を清潔な状態で維持するための注意が必要です。

■リンガルブラケット


歯の裏側に装着する治療器具。目立たないため、見た目を気にする女の子や接客など人前に出る仕事をしている大人に人気があります。しかし取り外しができず手入れが難しいので、ワイヤーブラケット同様、歯みがきには注意しましょう。


アライナー

弾力性のある薄い透明なプラスチックでできたマウスピース型の治療器具。取り外しがしやすいので食事も摂りやすく、また透明なので見た目が気になりません。しかし、一日に20~22時間の装着時間が必要なため、食事や歯磨きの時間を除いてほとんど装着する必要があります。


床矯正
取り外しが可能な矯正装置で、主に上の顎の幅を広げる目的で装着します。歯を並べるためのスペースが確保され、将来的に歯がガチャガチャに生えること(乱ぐい歯)となることを防ぐことができます。ただし、歯を綺麗に並べるスペースを確保するものであるため、細かい歯並びまでは調整できません。


将来の歯並びを左右する小児矯正

 骨格を修正し、歯並びを改善する小児矯正。子どもの内に治療することで、むし歯になりにくい・顎関節症になりにくい・コンプレックスを未然に防ぐなど様々なメリットがあります。お子様にピッタリの矯正がわからない場合は、お近くのママとこどものはいしゃさんにぜひご相談ください。

社本 光央 先生

監修歯科医師

鹿児島明和院

社本 光央 先生

しゃもとデンタルクリニック
〒890-0024 鹿児島県鹿児島市明和1丁目25-1 ファミリープラザめいわ1F

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