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COLUMN 医療コラム

どれを選ぶ?歯の詰め物の種類について

  • 審美

ほったらかしはNG!むし歯は自然に治らない


初期の小さなむし歯は例外ですが、一度むし歯になった歯は残念ながら自然に治りません。そのためむし歯部分を削り、失った部分に詰め物を入れます。ではこの詰め物、どんな種類があるかご存じですか?今回の「ママとこどものはいしゃさん」ポータルサイトブログでは、様々な歯の詰め物(インレー)についてご紹介します。機能性・見た目・値段など種類によって異なるので、しっかり比較して自分に合う治療方法を選択してください。

詰め物の代表格!メタルインレー


一般的に銀歯と呼ばれる詰め物で、保険診療による詰め物の大部分を占めています。

■メタルインレーのメリット


保険が適用されるため、治療費が抑えられます。強度が高く、詰め物自体が割れることはほぼありません。

■メタルインレーのデメリット


硬すぎるため、噛み合う歯が時間とともに欠ける場合があり、歯とインレーの間にすき間ができることで、むし歯を再発する可能性も。また、金属を使用したインレーなので、金属アレルギーを引き起こす場合もあります。なにより口を開けた際に銀歯が見えるため、審美面は他のインレーよりも劣ります。

歯との適合性が高い!ゴールドインレー


金の含有量が高いインレーで、金歯と呼ばれる詰め物。金は歯の硬さに近く、適合度が高い詰め物です。

■ゴールドインレーのメリット


金の特性である柔らかさからすき間なく詰めることができるため、むし歯再発リスクが低いのが特徴です。また、天然歯と硬さが近く、噛み合う歯を痛めません。

■ゴールドインレーのデメリット


おもいっきり笑う、食事をするなどふとした瞬間に、キラリと金が見えてしまいます。そのため、特に女性で金歯を選ぶ方は少ないのが現状です。

美しい白さ!セラミックインレー


陶器でできたセラミックインレーは、白く透明感のある詰め物。近年、見た目を気にする女性から特に注目を集めています。

■セラミックインレーのメリット


最大のメリットは、見た目の美しさ。本物の歯と同様の白さで、口を開けても違和感はありません。セラミックは汚れがつきにくく、多少汚れたとしても歯ブラシでスルリと落ちます。さらに変色もしないため、いつまでも清潔で白い状態を維持できるのです。金属は一切使われていないので、金属アレルギーの心配もありません。

■セラミックインレーのデメリット


保険適用外なので、治療費は高くなります。また、強い力を加えると割れる可能性も。歯ぎしりなど歯に力がかかる癖をお持ちの方は、歯科医師に相談したうえで詰め物を選びましょう。

セラミック×レジン!ハイブリッドセラミックインレー


歯科で使われるプラスチック=レジンと、陶器のセラミックを混ぜた詰め物。天然歯となじむ白さで、セラミックインレー同様に女性から注目されています。

■ハイブリッドセラミックインレーのメリット


セラミックよりも割れにくく、レジンよりも天然歯に近い白さをもっています。硬すぎず、天然歯と近い自然な噛み心地で、噛み合う歯も痛めません。

■ハイブリッドセラミックインレーのデメリット


時間とともに多少変色してしまいす。保険外なので治療費は高額になりますが、セラミックインレーよりは安価です。

あなたの希望はどのインレー?


ひと言でインレーと言っても、特徴やメリット・デメリットは素材によって異なります。「治療費を抑えたい」「長持ちする詰め物を入れたい」「見た目重視」など希望によって最適な詰め物は異なりますので、一度お近くの「ママとこどものはいしゃさん」に相談してみてはいかがでしょう。

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