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おやつ選びにひと工夫!むし歯予防のポイント

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監修歯科医師

神戸灘院

平沼 麻央 先生

平沼 麻央 先生

むし歯を防ぐカギはおやつ選びにアリ!


可能な限りお子さんのむし歯を予防したいと考えているママも、多いでしょう。しかし毎日のおやつを取り上げるのは可哀相…そんな迷えるママたちに今回のママとこどものはいしゃさんポータルサイトのブログでは、歯に悪いおやつと良いおやつをご紹介します。しっかり気を付けて、お子さんの歯をむし歯から守りましょう。

むし歯の原因!歯に悪いおやつ


小さい頃、「甘い物を食べるとむし歯になる」と言われた記憶がある方は多いでしょう。しかし、甘い物以外にもむし歯の原因になることがある食べ物はたくさんあります。いくつか紹介しましょう。

■柑橘類


オレンジやレモンなどの柑橘類に含まれる酸が歯の表面にあるエナメル質を溶かし、むし歯をつくる原因となります。毎日摂取する習慣がある場合は、歯科医院での定期検診に通う・歯みがきを丁寧に行うなど、怠らずにしっかりケアしましょう。

■スナック菓子


塩辛いスナック菓子ですが、意外にも糖分がたくさん含まれています。しかも歯にくっつきやすいため、むし歯のリスクを増加させてしまいます。

■炭酸飲料・清涼飲料水


文字通り酸性なうえ、大量の糖分を含んでいます。炭酸飲料とスナック菓子を一緒に食べるのが好きな方も多いとは思いますが、実はむし歯のリスクを加速させる最悪の組み合わせなのです。

■キャンディー・キャラメル


甘くておいしいキャンディーやキャラメルですが、長時間糖分と酸に歯をさらし続けることになるため、当然むし歯のリスクが高まります。

むし歯を防ぐ!歯にいいおやつ


おやつ選びをひと工夫するだけで、むし歯予防や歯の強化に繋がります。お子さんだけでなく家族全員で、日々のおやつに取り入れてみてください。

■ナッツ類


クルミ・ピスタチオ・アーモンドなどのナッツ類には食物繊維が多く含まれています。食物繊維にはお口の中の食べカスや歯垢などを除去し、歯の表面を清潔に保つ働きが。また、口の中で溶けにくくしっかり噛む必要があるため、殺菌効果や再石灰化を促進するだ液の分泌が活発になります。

■チーズ


食事をすると口の中は酸性になります。やがて歯のエナメル質が溶け初期むし歯になりますが、チーズを食べると口の中のアルカリ性が強まり初期むし歯の進行を食い止めることが、近年の研究で報告されています。

■イチゴ


「むし歯を予防できる甘味料」として、世界的に研究されているキシリトール。コンビニで「キシリトール配合」と書かれたガムを見たことがある方も多いのではないでしょうか。イチゴにはこのキシリトールが、多く含まれています。

■バニラアイス


すぐに溶けて口の中からなくなってしまうので、意外とむし歯になりにくいバニラアイス。食べてすぐに水を飲む、またはうがいをすると、よりむし歯予防に効果的です。ただし、チョコチップやクッキーなどが入ったアイスは話が別。むし歯のリスクが高まるため、必ずバニラアイスを選びましょう。

おやつも工夫次第でむし歯のリスクがダウン!


いかがでしたか?「おやつはむし歯になる」と敵視していた方や必死に我慢していた方にも、嬉しい内容だったのではないでしょうか。痛いむし歯を防ぐおやつ、ぜひ参考にしてみてください。全国のママとこどものはいしゃさんでは、歯に関する質問やご相談をお聞きしています。気になることがあれば、何でも気軽にご相談ください。
平沼 麻央 先生

監修歯科医師

神戸灘院

平沼 麻央 先生

神戸灘駅前歯科(2025年2月OPEN予定)
〒657-0846 兵庫県神戸市灘区岩屋北町7-1-30 ラ・メルベーユビル2F

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