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仕上げ磨きについて

  • 予防


私たち大人は普段、当たり前のように歯磨きをしていますが、そこに到達するまでにはかなりの時間がかかっているものです。例えば、1歳くらいから歯磨きの練習を始めたとして、本当に自分ひとりだけで口腔ケアをしっかり行えるようになるのは何歳くらいだと思いますか?それまではお母さまによる仕上げ磨きが欠かせません。そこで今回は、仕上げ磨きをやめる年齢についてわかりやすく解説します。

▼自分ひとりで歯磨きできるようになる年齢


皆さんは、何歳くらいまでお母さんに歯磨きをしてもらっていましたか?もちろん、物心つく前の記憶というのは定かではないでしょうが、おそらく小学校に上がった時点でもまだ仕上げ磨きをしてもらっていた人がほとんどかと思います。ですから、単純に考えても歯磨きを身に付けるには5年以上の年月が必要になるのです。

▼仕上げ磨きをやめる時期は人それぞれ


お母さまによる仕上げ磨きをやめる時期というのは、厳密には決まっていません。もしも小学校に上がる前にひとり磨きの習慣がしっかりと身についていれば、その時点で仕上げ磨きをやめてしまっても良いといえます。一方、8歳や9歳になってもまだ磨き残しが多い、あるいは正しいブラッシング法が身についていないと判断できるのであれば、もう少し仕上げ磨きを続けてあげましょう。

▼歯医者さんの力を借りることも大切


ご家庭の中には、お母さまの教育のみで歯磨きの習慣も身に付けさせているところあるかと思いますが、そこは専門家の力を借りても良いかもしれませんよ。「ママとこどものはいしゃさん」の加盟院には、お子さまの歯科治療が専門の歯医者さんもいますし、歯磨きを教えるプロフェショナルも存在しています。いわゆる「歯科衛生士」と呼ばれる職業です。そうした人たちの力を借り、アドバイスなどを求めることで、お子さまのひとり磨きもどんどん上達していきますよ。

▼仕上げ磨きの方法も歯医者さんで学ぶ


仕上げ磨きにもそれなりの技術やコツが必要になりますので、その点についても歯磨きのプロフェショナルである歯科衛生士さんに聞いても良いかもしれませんね。小児歯科では、仕上げ磨きの方法だけではなくて、お子さまのブラッシングで不足している部分なども指摘してもらえるので、お母さまご自身もひとり磨きの方法を教えてあげることができますよ。

▼まとめ


このように、仕上げ磨きをやめる時期は、お子さまが一人でしっかりと歯磨きできるようになった時です。それまではお母さまがしっかりと見守りつつ、必要に応じて仕上げ磨きやブラッシング指導などを行ってあげましょう。

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