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COLUMN 医療コラム

子どもの歯や顎の発育について

  • 予防


歯の発育が正常に進み、正しく噛むことができるようになるとたくさんのメリットを得ることができます。逆に、歯の発育や歯並びの異常が生じると、数多くのデメリットを被ることになるので注意が必要です。そこで今回は、健康な歯で噛むことの大切さについて詳しく解説します。

▼病気の予防につながる


しっかりと噛むと、唾液の分泌が促されてむし歯や歯周病のリスクを減少させることにつながります。これは唾液に抗菌作用や殺菌作用、自浄作用が期待できるためであり、これらの作用がむし歯菌や歯周病菌の繁殖を抑えてくれるからです。ですから、普段から食事の際には、しっかりと噛むことをおすすめします。軟らかいものばかり好んで食べずに、ある程度の噛み応えのあるものもきちんと摂取することも大切といえます。

▼歯や顎の発育が促される


身体の器官というのは、適度に活動することでその発育が促されていくものです。小さい頃にたくさん運動した方が身長も伸びやすくなりますよね。それと同じように、歯や顎の発育もしっかりと噛むことで促されていくのです。

▼しっかり発音できるようになる


私たちが言葉を発するときには、発生器官である声帯だけではなく、歯や顎、その周囲の筋肉などの活動も深く関連しています。例えば、ものを噛むときに使う「咀嚼筋(そしゃくきん)」の力が弱いと、言葉をはっきり発音できなくなることも珍しくないのです。また、舌や唇の筋肉なども発音や構音と関連しているため、日ごろから鍛える必要があります。その上で、ものをしっかり噛むということは極めて重要といえるのです。

▼胃や腸の負担を減らせる


お口から摂取した食べ物は、最終的に胃や腸で消化されますよね。ですから、お口の中でいかに細かくそしゃくするかによって、消化器官にかかる負担も大きく変わってくるのです。食事の際にしっかりと噛まず飲み込んでしまうと、胃や腸にかかる負担が大きくなり、消化器の異常や病気を引き起こすこともあるので注意しましょう。

▼肥満予防に役立つ?


よく噛むことが肥満予防に役立つと聞いても、あまりピンとこない方もいらっしゃるかもしれませんね。確かに、よく噛むということは、食事をしっかりとることを意味しますので、むしろ太ってしまいそうなものですが、実際は逆です。食べ物をよく噛むことで満腹中枢が刺激されて、食べすぎを防止することができるのです。そういう意味でよく噛むことは肥満予防に役つといえます。

▼まとめ


このように、健康な歯でしっかりと噛むことはお口や全身の健康にも良いことなので、ママとこどもの歯医者さん加盟院でも推奨しております。

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