治療後の乳歯が痛い時の原因
- 予防
子どもの歯の治療を行ったのに、依然として痛みや不快感などが続く場合、親御さまは不安に感じてしまいますよね。そこで今回は、治療後の乳歯が痛い時の原因や治療法についてわかりやすく解説します。
▼治療直後は痛みが出やすい
むし歯治療のように、歯に大きな負担をかける処置では、しばらく痛みや不快感が生じることがあります。これは歯の神経である歯髄が刺激されるからです。そのため、治療直後に乳歯が痛い、不快感が生じるといったトラブルは比較的起こりやすいといえます。その症状が1週間経っても継続する場合や、我慢できないほどの痛みであれば、すぐに歯医者さんに診てもらいましょう。それほど強い症状でなければ、2~3日様子を見ることをおすすめします。
▼我慢できないほどの痛みが生じている場合
お子さまが我慢できないほど強い痛みが生じている場合は、できるだけ早期に歯医者さんに診てもらう必要があります。治療が不適切であったか、あるいはまた別の問題が歯や歯周組織に生じている可能で可能性も考えられます。すぐに歯医者さんを受診できないときは、市販の痛み止めを飲みましょう。
▼治療後しばらく経ってから痛み出した場合
乳歯の治療を行ってしばらく経ってから痛みが生じている場合は、むし歯の再発などが疑われます。乳歯というのは、そもそもむし歯のリスクが高い歯なので、再発しても何ら不思議なことではありません。とにかく、歯に何らかの異常が生じているので、適切な処置を受ける必要があります。
▼痛みが消えたら要注意
乳歯のむし歯は進行が早く、歯髄炎の症状も現れやすいですが、そのまま放置していると痛みが消えることがあります。一般的な病気では、痛みが消えると快方に向かっていると考えますが、むし歯の場合は例外です。なぜなら、むし歯は自然に治ることがない病気だからです。ではなぜ、治療も受けていないのに痛みが消えるのでしょうか?それは刺激を感じとる歯の神経が死んでしまったからです。つまり、むし歯が歯の神経を殺すほど重症化していることを意味します。むし歯がそこまで進行しているにもかかわらず、さらに放置するといよいよ深刻な症状を引き起こすこととなるため十分注意しましょう。
▼乳歯のむし歯を放置することのリスク
乳歯のむし歯を重症化させると、大人の歯である永久歯にまで悪影響を及ぼします。ですから、乳歯が痛いと感じたら、すぐに歯医者さんを受診しましょう。
▼まとめ
このように、治療した乳歯が痛い時はさまざまな原因が考えられますので、まずは「ママとこどものはいしゃさん」の加盟院に相談しましょう。その上で最善といえる処置を受ける必要があります。
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