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子どもの歯が足りない原因について

  • 小児矯正


お子さまがいらっしゃるご家庭では、お口の中のことでいろいろと悩みことも多いことかと思います。子どもの身体は大人と異なり、日々、劇的に変化していきます。それはお口の中も同様です。とくに、子どもの歯が足りないなどのトラブルには、焦ってしまう親御さまも少なくないことでしょう。そこで今回は、乳歯の欠如や萌出時期の遅れなどについてわかりやすく解説します。

▼乳歯の生えてくる時期や順番


子どもの歯である乳歯は、上下の歯列を合わせて全部で20本生えてきます。それがすべてそろうのは、3歳くらいになってからです。それまでは歯列内の欠損がある状態が続きますので、その点はしっかり把握しておきましょう。乳歯は生えてくる時期がそれぞれ異なりますし、順番もある程度決まっているのです。

▼5歳になっても乳歯が足りない


5~6歳になっても未だ乳歯が生えそろっていない場合は、何らかの異常が疑われます。できるだけ早期に歯医者さんを受診しましょう。乳歯が先天的に欠如しているか、何らかの理由で萌出が遅れている場合も考えられます。6歳になるといよいよ永久歯も生えてくることから、できるだけ早期に適切な処置を施す必要があります。

▼乳歯の萌出遅延


乳歯が適切な時期には生えてこないことを「萌出遅延(ほうしゅつちえん)」といいます。例えば、隣の歯が邪魔をして、上へと上がっていけないケースでは、遅延がよく生じます。その状態を何もせず放置すると、永久歯の萌出にも悪影響が及びかねません。乳歯が正常に生えてくるよう促したり、場合によっては抜歯したりするなどの対処が必要になります。ちなみに、5~6歳くらいにそうした処置を施しても少しばかり遅いので、やはり、乳歯が生えそろう3~4歳の頃に一度「ママとこどものはいしゃさん」の加盟院で診てもらいましょう。その時点で問題を解決しておけば、永久歯列に与える悪影響も最小限に抑えることができます。

▼乳歯の先天欠如について


乳歯が先天的に欠如している場合も、歯科的な対応が必要となることも多いです。たくさんの乳歯が欠如していると、見た目だけでなく、かみ合わせにも異常が生じますよね。ですから、子ども用の入れ歯を装着することで問題を改善することがあります。歯列内の欠損を放置すると、永久歯が生えてくるためのスペースも消失してしまうことから、早期に対処する必要があります。

▼まとめ


このように、子どもの歯が足りない、なかなか生えてこないという場合は、「ママとこどものはいしゃさん」の加盟院に診てもらいましょう。その原因をしっかりと突き止めたのち、適切な処置を施してくれることかと思います。

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