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COLUMN 医療コラム

子どもの歯の着色の取り方

  • 審美


小さなお子さまがいらっしゃるご家庭では、発育に関して悩まされる場面も多いことかと思います。お口の健康についても同様で、むし歯や歯の着色など、歯に関する異常が気になっている方は少なくありません。そこで今回は、子どもの歯の着色の取り方などをわかりやすく解説します。

▼むし歯による着色


子どもの歯は、いろいろな原因によって着色することがあります。最もポピュラーなのはむし歯ですね。歯の表面に穴があき、そこに着色性の物質が沈着することで黒ずみが生じます。むし歯による着色は独特なものなので、親御さまもすぐに気付くことかと思います。そんなむし歯による着色は、歯ブラシで一生懸命磨いても、落とすことはできません。着色した部分には、細菌感染も起こっているので、適切なむし歯治療を受ける必要があります。つまり、感染歯質をドリルで削ることで、歯の着色あるいは変色も改善されます。

▼食品による着色


お子さまが大好きなお菓子やスイーツには、着色性が強いものも多々あります。そういった食品を習慣的に摂取していると、歯が黄ばんだり、黒ずんだりするようになりますので注意しましょう。着色を改善したいのであれば、まずは食生活を見直す必要があります。その上で、歯のクリーニングなどを受けるようにしましょう。ただし、ホワイトニングに関しては推奨する歯医者さんもほとんどいないと思います。

▼子どもはホワイトニングできない?


歯の着色や変色を漂白処置によって改善するホワイトニングは、原則的に大人が対象となる治療法です。つまり、18歳以上でなければ施術しない歯科医院がほとんどといえます。もちろん、例外はあるかと思いますが、小さなお子さまの歯の着色をホワイトニングで改善することはできないとお考えください。

▼病気が原因の歯の着色・変色


子どもの歯の着色や変色には、全身の病気が原因になっているケースもあります。これはむし歯や食品とは全く無関係なものなので、それらとは異なるアプローチが必要となります。具体的には、全身の病気の治療やもうすでに変色してしまった歯への補綴処置などです。こういったケースの多くでは、エナメル質や象牙質の形成不全を起こしていることから、被せ物を装着するなど、通常の着色とは異なる治療が不可欠となるのです。場合によっては抜歯をして、入れ歯を装着することもあります。

▼まとめ


このように、子どもの歯が着色あるいは変色する原因はさまざまであり、対象法もそれぞれで異なります。ですから、お子さまの歯の変色が気になる方はまず「ママとこどものはいしゃさん」の加盟院に相談してみてください。精密な診断を下したのち、最適な治療法を提案してもらえることかと思います。

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