[ 小児矯正 ]

2020年1月6日

赤ちゃんの舌小帯について

舌小帯(ぜつしょうたい)は、舌の裏側と口の底をつなぐヒダの名前です。大人も子どもも、舌の裏を見れば、簡単に確認できるでしょう。しかし、この舌小帯の長さには個人差があり、極端に短ければ、発音や食事に支障をきたすことがあります。

 

赤ちゃんへの“舌小帯短縮症”の診断

 

舌小帯が極端に短いと「舌小帯短縮症」という診断がつくことがあります。しかし、生まれつき舌小帯の短い赤ちゃんも、ひとまず経過観察されることがほとんどです。なぜなら、舌小帯は成長とともに厚みが薄くなり、問題なく母乳やミルクを飲めるようになることが多いからです。

赤ちゃんが母乳をうまく飲んでくれないからといって、すぐに舌小帯短縮症を疑ってはいけません。舌小帯短縮症と診断するのは、舌小帯の付着部位が舌の先端のほうまで伸びていて、舌を突き出した時に舌の先がハート型にくびれるような場合です。

 

幼児期の“舌小帯短縮症”の症状と対応

幼児期の舌小帯短縮症の症状としては、構音障害(サ行、タ行、ラ行やt、d、s、zなどの英語の歯ぐき音をうまく発音できない)、アイスクリームがなめられない、口の周りの食べかすを取ることが出来ないなどがあります。

しかし、このような症状がみられても、経過観察や機能訓練(トレーニング)で解決することも多いので、5歳くらいまでは手術はしないことが多いです。

 

舌小帯短縮症の手術とは

舌を上手に動かすトレーニングだけでは改善が難しいと判断された場合、舌小帯を切る手術、“舌小帯伸展術”を行います。

舌小帯伸展術は、通常は外来で行う処置で、保険も効きます。局所麻酔をして、舌小帯を切ることで、その長さを伸ばします。低年齢のため局所麻酔時に動いてしまう場合は、全身麻酔を検討することもありますが、入院は不要です。手術後は、麻酔が切れれば食事を摂ることもできます。麻酔が切れると痛みを訴えることもありますが、手術の次の日には痛みが引くことがほとんどです。

手術を行うことで舌の運動範囲は広がります。しかし、発音障害はすぐに改善されるわけではありません。この時点では、まだ舌の筋力が弱かったり、うまく舌が動かせなかったりするので、舌の機能訓練が必要です。

 

 

適切な時期に処置が受けられるように、小さなころからかかりつけ歯科医があると安心です。お子さんの発音や舌の形が気になれば、お気軽に“ママとこどものはいしゃさん”に、ご相談ください。

 

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