[ 小児矯正 ]

2020年2月24日

歯並びは遺伝するのか?

頭がいいとか運動が出来るとか、「可愛い我が子に、両親の長所が遺伝してほしい」という願いは、きっと多くの親御さんが共通して持たれることでしょう。
その反面、ご自身の歯並びに自信のない親御さんが、子どもに自分の歯並びが遺伝しないか心配されるお気持ちは、日々の診療でよく理解できます。
まだお子さんが小さいうちに、「いつから矯正させたらいいですか?」という質問を受けることも多々あります。しかし、歯並びに影響を与えるのは両親からの“遺伝”の影響だけではありません。

歯並びを決める “遺伝”以外の習慣

確かに、親と子の歯並びが似る可能性は高いです。しかし、歯並びがそのまま遺伝するというわけではありません。まず、遺伝から強い影響を受けるのは、“受け口”や“出っ歯”などの骨格です。そして、“似た骨格をもった親と子が、同じような食生活を送った結果”として、歯並びが似ると考えられています。
親から遺伝した骨格や食習慣以外では、指しゃぶりや頬づえ、口呼吸などの“悪習癖”が歯並びに大きな影響を与えます。そして、これらの悪習癖は、乳歯列のころから見られることが多いです。どうしても「乳歯列のうちは様子を見て、永久歯で歯並びが悪ければ歯列矯正を」と考えがちですが、歯列矯正を検討する以前に、これらの悪習癖を早めに取り除いてあげることがお子さんの将来の歯並びを良くすることへの助けとなるのです。

口腔周囲の筋肉を鍛えよう

骨格や歯の大きさは、遺伝の影響が強く出ます。大きく上顎や下顎が出ている場合は、歯列矯正と合わせて骨を切る手術を行う場合もあります。
しかし、そこまで骨格のバランスが悪くないなら、まずは舌や口周りの筋肉を鍛えましょう。歯は生えてきた後、舌や頬の筋肉のバランスの中で細かく位置が変わってきます。舌の筋力が弱ければ歯は内側に移動し、唇を閉める力が弱ければ前歯が出て出っ歯になってしまいます。
自分で骨や歯の大きさを変えることは出来ません。しかし、筋肉はあとから鍛えることが出来るのです。筋肉を正しく発達させるには、哺乳の仕方や離乳食を食べる時の姿勢、幼児食の食材の切り方など、生え変わり以前の生活が大きく関わってきます。

小さなうちから気にかけて、歯並びが悪くなる兆候があるかどうかを見極めておいた方が安心です。そのためにも、幼児期からかかりつけ歯科医をもち、継続的に検診に通っておきましょう。
“ママとこどものはいしゃさん”では、生え変わりが始まる以前からの子どもの口元に注目しています。「歯並びは遺伝」と諦めず自然な口元を作っていけるように、出来ることから始めて行きましょう。

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