[ 予防 ]

2020年3月15日

根っこが完成していない歯に対する治療

私たちの歯は、頭の部分である「歯冠(しかん)」が先に完成します。歯の根っこの部分である歯根は、歯が生えたあともまだしばらく成長が続くので、その間に虫歯にかかるといろいろトラブルが生じてしまうことがあります。今回はそんな根っこが完成していない歯に対する治療についてわかりやすく解説します。

▼根未完成歯の特徴とは?

根未完成歯(こんみかんせいし)とは、文字通りまだ根っこが完成していない歯を指します。生え変わり途中の永久歯に見られるもので、根っこの部分がラッパ状に開いています。そのままでは正常な歯として一生涯使い続けることができないため、適切な発育を遂げる必要があります。

▼根っこの発育を妨げる要因

歯の根っこは、歯の神経が正常な状態でなければきちんと発育しません。例えば、生えたばかりの永久歯が虫歯になり、歯髄にまで虫歯菌が感染したとしましょう。そういったケースでは本来、歯の神経を全部抜いて根管内を無菌化しなければならないのですが、根未完成歯に対してそれを行ってしまうと、根っこの発育が止まります。そこで行われるのが「アペキソゲネーシス」や「アペキシフィケーション」と呼ばれる特別な処置です。

▼アペキソゲネーシスとは?

アペキソゲネーシスとは、虫歯菌に感染した部分だけ抜髄を行い、根っこの方の神経は取らずに残す処置です。そうすることで、歯冠部の神経はなくなってしまいますが、歯根の部分の神経は残るので、処置を施したあとも歯の根っこの発育が進みます。ちなみに、虫歯によって歯の神経が死んでしまった根未完成歯には、アペキシフィケーションと呼ばれる処置が行われます。

▼アペキシフィケーションとは?

アペキシフィケーションとは、虫歯菌の感染が歯髄にまで広がった根未完成歯に行われる処置です。すでに歯の神経が死んでいる失活歯が対象となるため、基本的には完全に抜髄します。けれども、そのまま根管充填を行ってしまうと、根っこの発育も停止してしまうことから、水酸化カルシウム製剤などを用いてしばらく様子を見ます。すると、正常な発育とは少し異なりますが、未完成だった根っこが閉鎖され、根管充填できる状態となるのです。つまり、アペキソゲネーシスとアペキシフィケーションというのは、歯の神経が生きているか死んでいるかによって、治療の選択を行うこととなるのです。

▼まとめ

このように、根っこが完成していない歯に対しては、特別な処置が必要となります。具体的にはアペキソゲネーシスやアペキシフィケーションですね。そうした子どもの根管治療を受けるのであれば「ママとこどものはいしゃさん」の加盟院がおすすめですよ。小児歯科が専門領域ですので、精密な診断のもと適切な処置を提案してくれます。

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