[ 小児矯正 ]

2020年6月19日

小児矯正で行われる連続抜去とは

小児矯正では、歯並びの治療のために「連続抜去法」という施術を行うことがあります。おそらく、あまりに耳にしたことがない方が大半であることでしょう。今回はそんな小児矯正で行われる連続抜去法について、わかりやすく解説します。

▼予防矯正の一種

連続抜去法とは、専門的には予防矯正の一種と考えらえています。今現在、大きな歯並びの乱れがあるわけではないのですが、将来的に歯列不正を起こすリスクが高い場合に行われる矯正法です。

▼予防的に歯を抜く処置

連続抜去法は、その名の通り連続して歯を抜いていきます。具体的には、乳犬歯、乳臼歯、第一小臼歯の順番で抜いていくのですが、これは将来的に歯がきれいに並ぶためのスペース確保を目的としています。それだけ多くの歯を連続的に抜いても大丈夫なの?と不安に感じる人も少なくないかもしれませんね。けれども、抜歯をする歯の大半は乳歯である点を改めて確認しておきましょう。永久歯は第一小臼歯のみなので、最終的な永久歯列に与える影響はそれほど大きくないといえます。

▼将来的な叢生を予防する

連続抜去法によって予防するのは、叢生(そうせい)と呼ばれる歯列不正です。一般的には乱ぐい歯と呼ばれる歯並びで、それぞれの歯がバラバラな方向に向いてしまうのが特徴です。これは歯がきれいに並ぶためのスペースが不足していることが主な原因です。連続抜去法を実施すれば、乳歯列の段階から徐々にスペースの確保が可能となることから、将来、お子さまが叢生で悩まされることもほとんどありません。

▼デメリットはないの?

連続抜去法を実施することのメリットは多岐に渡りますが、当然、デメリットも存在しています。例えば、連続抜去法を実施することで、結果的に過蓋咬合(かがいこうごう)になってしまうことがあります。これは噛み合わせが深くなる異常です。その他、抜歯によって生じたスペース残存してしまったり、かみ合わせがきれいに仕上がらなかったりするなどのリスクもあります。

▼その他の矯正法と組み合わせ

実は、連続抜去法はそれ単独で矯正治療を完結させるというものでもありません。その他の小児矯正や成人矯正を必要に応じて組み合わせることで、理想的な歯並びへと仕上げることができます。ですから、上述したようなデメリットも、いろいろな方法によって解消することが可能なのです。

▼まとめ

このように、連続抜去法は将来的に叢生が予想されるケースで適応できる小児矯正の一種です。事前に精密な診査診断が必要となることから、まずは「ママとこどものはいしゃさん」の加盟院までご相談ください。連続抜去法も含め、最善といえる小児矯正を提案してくれることかと思います。

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