[ 予防 ]

2023年5月5日

小児歯科は予防が大切って本当?歯医者さんで行う予防処置も紹介

乳歯は生え変わるからむし歯になっても大丈夫、と思っていませんか?

永久歯と同じく乳歯もむし歯の予防がとても重要です。

乳歯がむし歯になってしまうことで、永久歯や歯並びに影響が出る場合もあります

今回は、小児歯科で予防が大切と言われる理由や、実際に歯医者さんで行っている予防処置についてもお伝えしていきます。

▼小児歯科は予防が大切

小児歯科では予防がとても大切です。

多くの方は「歯医者さんはむし歯になったら行くところ」と思っているかもしれませんが、多くの歯科医院では、小児歯科では予防をとても重要視しています。

むし歯治療ももちろん行っているのですが、定期検診をおすすめし、歯ブラシ指導、フッ素塗布などの予防処置を行っている医院がほとんどです。

歯科医院によっては「マイナス1歳からの予防」として妊娠中の母親の歯科検診をすすめたり、「0歳からの歯科検診」を行い予防を啓蒙している医院もあります。

理由としては、乳歯や生えたばかりの永久歯はむし歯のリスクが高いからです。

▼乳歯はむし歯のリスクが高い

乳歯や生えたばかりの永久歯は、歯の表面が柔らかいためむし歯になりやすいという特徴があります。

歯の表面はエナメル質というものに覆われています。

乳歯は永久歯に比べてエナメル質の密度や厚みが薄いため、また、生えたばかりの永久歯はエナメル質が未成熟なため、むし歯のリスクが高いです。

そのため大人と同じような口腔ケア、食生活をしているとむし歯になってしまいます。

一度むし歯になってしまうと、お口の中のむし歯菌が数が増えてしまい、他の歯もむし歯になりやすくなってしまいます。

乳歯だからむし歯になっても大丈夫、と思っていると、その後生えてくる永久歯がむし歯になる可能性が高くなります。

また、むし歯によってあとから生えてくる永久歯に影響が出たり、歯並びに影響が出る場合もあるため、「いかにむし歯にしないか」つまり予防を重視しているということです。

▼歯医者さんで行う予防処置

・歯ブラシ指導

むし歯の予防は、家庭での歯ブラシが重要です。

お子さんのお口の大きさや歯並びによって正しい歯ブラシの大きさは異なります。

正しい歯ブラシの選び方からはじめ、実際の動かし方を指導します。

磨き残し染め出して確認してもらったり、歯ブラシに加えてフロスなどの補助道具の使い方も説明したりしてします。

・フッ素塗布

予防処置として、フッ素塗布も行っています。

歯の表面を強くするお薬であるフッ素は、定期的に塗ることで最大限に効果を発揮します。

市販の歯ブラシにもフッ素が含まれている物はありますが、歯科医院で扱うフッ素は高濃度のため効果が高いのが特徴です。

・シーラント

汚れが残しやすい奥歯の溝にはシーラントで溝を埋めて汚れがつきにくくすることでむし歯を予防します。

シーラントは歯を削る必要がなく、薬剤で表面を処理したあとシーラント剤を流し固めるだけで作業が終わります。

そのためむし歯治療の経験がないお子さまでも怖がることなく行なえます。

▼まとめ

小児歯科では、予防処置がとても大切です。

ほとんどの歯科医院では、予防処置はごくごく一般的に行っていますが、歯科医院を選ぶ際には予防に力を入れている歯科医院を選ぶと良いかと思います。

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