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[ 歯科医療の安全性 ]

2018年6月1日

安心できる治療のために!歯科医院の滅菌・消毒について

ショック!歯科医院の院内感染について

皆さんはレストランで、洗っていないお皿の上の料理を食べることができますか?実はお口の中を健康するために訪れる歯科医院でも、これと同じような、もしくは更に汚く危険な事態が起こる可能性があるのです。その結果、全く別の病気に感染してしまうリスクがあり、近年では院内感染の対策が一般病院と同等もしくはそれ以上に求められています。今回のママとこどものはいしゃさんポータルサイトブログは、歯科医院の現状と滅菌・消毒対策についてご紹介します。

どうして?院内感染が起きるメカニズム

「歯を削る歯科治療でそうして院内感染が起こるの?」と疑問に感じる方も少なくないでしょう。しかしお口の中の治療は、大半が出血を伴います。そのため、ゴム手袋や治療器具には必ず血液が付着するのです。同じく出血を伴う外科手術では使用した治療器具は洗浄や滅菌など特別な処理を何重にも行いようやく、次の治療でも使える状態になります。しかし歯科医院では歯を削る医療機器「タービン」が、滅菌・消毒されずに使い回されていると報道されたことも。さまざまな病気の原因となる血液が付着した機器を使い回すことで、感染症を引き起こしてしまうのです。

治療器具の滅菌・消毒が徹底されない理由

院内感染を予防すべく対策を行う歯科医院は増加していますが、全ての歯科医院が滅菌・消
毒を徹底できていないことにも理由があるのです。

 

■コストがかかる

治療の際に使用するゴム手袋やエプロン。アルコール消毒だけで完璧な除菌は不可能なので、院内感染を防止するため使い捨てにする必要があります。また、患者用のコップも、直接口をつけるものなので使い捨てにしている歯科医院がほとんどです。そのため、どうしてもコストがかかります。また、治療の際に使用する器具を治療のたびに交換するとなると、個数を多く揃えなければなりません。また、歯を削るタービンは特殊な構造の高価格な精密機器にも関わらず、高温高圧蒸気で滅菌しなければなりません。そのため治療のたびに繰り返し滅菌すると傷みやすく、結果として莫大なコストがかかるのです。

 

■手間がかかる

歯科治療ではたとえ短時間で終わる治療の場合でも、ピンセット、ミラー、トレー、綿などたくさんの器具を使用します。そのため治療ごとの滅菌・消毒は手間がかかります。また、保険診療で気軽に歯科治療が受けられる日本は、諸外国と比較して数多くの診療を1日にこなしています。そのため待ち時間も多く発生してしまい、だ液や血液が飛散するチェアやテーブルを徹底的に拭き上げることすら困難になってしまっている一面もあるのです。

院内感染防止を実施する歯科医院の見つけ方

歯科医院のホームページやパンフレットには、必ず自院のこだわりや特徴が記載されています。院内感染を防ぐための対策を行っている歯科医院は、安心・安全に関する記述があるはずなので、来院前にチェックしてみましょう。次回のママとこどものはいしゃさんポータルサイトブログも、お楽しみに!