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2023年3月15日

子供を歯医者さんに連れて行くのには、いくらかかる?

お子様を歯医者さんに連れて行くとき、何円くらいかかるのかは気になるポイントかと思います。

歯医者にかかる費用は、治療や予防、矯正といった内容に加えて、住んでいる自治体によって助成金の範囲が異なります。

今回は、わかりにくい費用をいくつかの項目に分けてわかりやすく説明していきます。

歯科治療には保険治療と自費治療がある

歯科治療には健康保険が使える保険治療と自己負担で行う自費治療があります。

  • 保険治療

・むし歯治療

むし歯治療は保険が適応されます。

保険治療は、詰め物の種類や被せものの種類が限定されており、ジルコニアやセラミックを希望する場合には自費治療となります。

・歯肉炎治療、予防のための定期検診

歯肉炎の治療、予防は保険が適応されます。

歯ブラシ指導や、歯石の除去、歯科衛生士による歯面清掃(PMTC)などが適応です。

・経過観察中のむし歯予防のために行うフッ素塗布

フッ素塗布に関しては基本的には自費治療ですが、お口の中に経過観察中のむし歯がある場合には保険治療になります。

  • 自費治療

・矯正治療

矯正治療は、健康上必要な治療ではなく、審美目的のため自費治療になります。

生まれつき永久歯が多数欠損している先天性疾患や、顎変形症など、国が定める特性の疾患の場合には保険適応になる場合もあります。

・フッ素塗布

フッ素塗布は、基本的には自費治療です。

継続的に指導をし、経過観察をしているむし歯がある場合には保険適応になります。

保険治療の費用は住んでいる自治体に確認

保険治療の自己負担率は一般的な2割、3割負担、一人親世帯などの0割負担などに別れます。

3割負担の場合でも、こどもの医療費助成制度を利用することで保険の自己負担分を住んでいる自治体が払ってくれます

こどもの医療費助成制度とは、保険(社会保険、国民健康保険)の負担額の全額、もしくは一部を自治体が助成する制度です。

助成額は子供の年齢や、住んでいる自治体によって異なるため、住んでいる自治体に確認すると良いでしょう。

矯正などの自費治療は歯科医院毎に異なる

自費治療の料金は歯科医院がそれぞれ定めているため、歯科医院に確認しましょう。

保険診療は国が料金を設定するため、全国どこでも同じ料金ですが、自費治療の場合、歯科医院が料金を設定しているため歯科医院毎に異なります。

それぞれ治療ごとの相場はありますが、実際にいくらなのかは歯科医院のホームページに有る料金表や問い合わせで確認する必要があります。

年間に10万円を越える場合には医療費控除の対象に

歯科以外も含め医療費の合計が年間に10万円を超える場合には医療費控除の対象になります。

医療費控除とは、1年間にかかった医療費が10万円を超えた場合に受けられる所得控除のひとつです。自身の医療費だけではなく、扶養家族の医療費などについても計算に含めることができます。

通所の保険治療に加えて歯科矯正も医療費控除の対象にすることができます。

医療費控除の申請をするためには確定申告をする必要があります。詳しい申請方法は税務署などに確認しましょう。

▼まとめ

歯科治療にかかる費用に関してまとめて来ました。

保険治療なのか自費治療なのかといった治療内容に加えて、自治体ごとにことなる点もあり、具体的に何円ということができないため、わかりにくい部分もあったかと思います。

歯科医院に関する費用でわからない部分がある場合には「ママとこどものはいしゃさん」の加盟院までご連絡ください。

「ママとこどものはいしゃさん」加盟院の検索はこちら

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