[ 予防 ]

2020年3月21日

子ども歯が早期脱落する病気について

乳歯というのは、ある時期を迎えると必ず抜け落ちるものです。なぜなら、そのあとから大人の歯である永久歯が生えてくるからです。そのため、乳歯が自然に脱落すること自体に問題はないのですが、その時期が早まってしまうと、いろいろなトラブルの元となります。今回はそんな子どもの歯が早期に脱落する病気についてわかりやすく解説します。

▼パピヨンルフェーブル症候群

パピヨンルフェーブル症候群という病気は、その症状のひとつとして乳歯の早期脱落が起こりやすいといえます。厳密には歯周組織がボロボロに破壊されてしまうことから、乳歯が抜け落ちます。ですから、パピヨンルフェーブル症候群の人は、単に乳歯が早く抜け落ちるだけではなく、歯槽骨の破壊なども認められるのです。全身症状としては、手足の異常角化も認められます。

▼低ホスファターゼ症

乳歯の早期脱落が現れやすい病気としては、もうひとつ「低ホスファターゼ症」というものが挙げられます。この病気は「骨の形成不全」が認められます。つまりこれもまた歯槽骨の異常が関係しているのです。同時に全身の骨の異常も認められます。

▼乳歯が早期に脱落することのリスク

乳歯が病気などによって早期に脱落してしまうと、歯列の中に長い間すき間が生じることとなります。歯というのはすき間があるとそれを埋めるように移動するため、永久歯が生えてくるころにはふさがってしまうことも珍しくありません。そうなると永久歯は正常に生えることができなくなりますよね。最悪なケースは、歯茎の中にずっと埋まり続けてしまうことです。そうでなくても、生えてくる位置が大きくずれることから、歯並びやかみ合わせに深刻な悪影響を及ぼします。それだけに乳歯の早期脱落はできるだけ回避したいものなのです。

▼歯医者さんに管理してもらう

虫歯や歯周病が原因で乳歯が早く抜け落ちてしまうのであれば、予防するのもそれほど難しくはないといえます。日々の歯磨きをしっかりと行い、お口の中を清潔に保てばよいのです。一方、全身の病気が原因で乳歯が早期に脱落するとなると、そう簡単に予防することはできません。そもそも予防することが不可能なこともありますので、その管理は専門家に任せることが大切です。歯医者はもちろんのこと、全身の病気を診てくれるお医者さんとも連携しながら、病気の状態を管理していきましょう。

▼まとめ

このように、全身の病気の中には、骨に異常をもたらすことで乳歯を早期に脱落させるものがあります。今回ご紹介した病気はそれほど頻繁に発症するものではありませんが、必ずしも虫歯や歯周病だけが乳歯の早期脱落につながるわけではないという点を把握しておいてください。そうした乳歯が早期に抜け落ちる原因についてさらに詳しく知りたい方は、「ママとこどものはいしゃさん」の加盟院までご相談ください。

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