[ 予防 ]

2020年7月17日

子どもが軟らかいものばかり食べることの弊害

現代の日本人は、食生活に偏りがあるといわれています。食生活の欧米化が進むとともに、あまり歯ごたえのないものを好んで食べる人も増えてきましたよね。それはそれで時代の流れともいえるのですが、お口の機能への悪影響は確実に存在しています。とくに、歯や顎の発育が途上にある子どもに関しては、十分に注意する必要があります。そこで今回は、子どもが軟らかいものばかり食べることの弊害をわかりやすく解説します。

▼顎の発育が遅れる

私たちの顎は、小児期に発育していくものです。噛み応えのあるものを日常的に食べていれば、自ずとその発育も進んでいきます。例えば、小さい頃からお肉などをたくさん食べているアメリカ人は、手足だけでなく顎の骨格もしっかりしていますよね。一方、軟らかいものを好んで食べる日本人は、だんだんと顎の骨が退化していっています。それは皆さんも実感されていることでしょう。それだけに、小児期における食事内容は、十分配慮する必要があります。

▼歯の発育への影響

毎日摂取する食品の内容によって、歯そのものの発育が大きく変化することはほとんどありません。なぜなら、歯の形や色、厚みなどはある程度、遺伝によって決まっているからです。けれども、歯並びやかみ合わせとなると、話は変わってきます。というのも、これらの要素は、日々のそしゃく運動などによって大きく影響を受けるからです。噛み応えのあるものをしっかり食べていれば、歯並びやかみ合わせもそれに見合ったような形態へと落ち着いていきます。

効率よくそしゃくできるように最適化されていくのです。一方、軟らかいものばかり食べていると、しっかり噛まずに飲み込むことができますよね。その結果、歯並びやかみ合わせも安定せず、歯列不正や不正咬合を引き起こしてしまうのです。こういった弊害は意外に思われる方も多いかもしれませんが、食生活による悪影響として、何よりも注意しなければならない点といえます。

▼よく噛むと消化管への負担も減る

硬いもの習慣的に食べていると、そしゃく機能が向上します。それによって食べ物を細かくくだいてから飲み込む習慣も身に付き、消化管への負担が軽減されます。これは小さなお子さまにとっても、とても重要なことです。せっかく摂取した食べ物なので、栄養素としてもしっかり取り込みたいですよね。とくに成長期のお子さまは、たくさんの栄養を必要としており、消化管が正常に働くことの重要性も極めて高いといえます。

▼まとめ

このように、子どもが軟らかいものばかり好んで食べることは、さまざまな弊害を伴いますので十分注意しましょう。「ママとこどものはいしゃさん」の加盟院であれば、歯やお口の健康に関して、食事面からもアドバイスしてくれましょ。

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