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[ 歯科トピックス ]

2019年5月13日

妊娠・出産時は歯周病になりやすい?

妊娠・出産と歯周病の関係性

最近の研究では、歯周病およびその原因である歯周病細菌が、全身疾患と関係していることがわかってきました。そのほかにも妊娠にも関連性があることがわかってきましたのでこの記事では、妊娠に関わる症状を説明いたします。

妊娠性歯肉炎

妊娠性歯肉炎とは、妊娠5~20週目くらいから歯茎が赤く腫れたような状態になり、出血することもある症状です。症状が特に強まるのが妊娠32週目ごろで、口臭や口内炎の他、むし歯にもなりやすくなります。これらは女性ホルモンが大きく関わっていると言われております。特にエストロゲンという女性ホルモンがある特定の種の歯周病原因細菌の増殖を促し、また歯肉を形作る細胞がエストロゲンの標的になるということがわかっています。
そのほかにも、プロゲステロンという女性ホルモンは炎症の元であるプロスタグランジンを刺激することもわかっています。これらの女性ホルモンは妊娠初期から週ごとにホルモンレベルが上がっていき、妊娠終期には月経時の10倍から30倍にもなるといわれており、そのため妊娠中期から後期にかけて、妊娠性歯肉炎が起こりやすくなります。

歯周病と早産

妊娠22週~36週の間に、通常より早く出産することを早産と言いますが、早産になってしまう原因は、母体の健康状態や喫煙習慣など色々な要因が考えられますが、その中に子宮などの感染症があります。感染症によって、炎症が起こると、人の身体はそれに伴い、色々な物質が発生するのですが、その中の物質に、子宮を収縮させて出産を促してしまう物質も含まれています。そのため早産を引き起こしてしまうことがあるのです。
歯周病にかかった場合、歯周病原因菌が腫れた歯茎から血管内に入り込み、炎症を起こしたことにより、早産に影響する物質が生まれてしまうのです。これに合わせ、妊娠中は妊娠性歯肉炎により、歯周病が起こりやすい状態になります。歯周病は早産のリスクになるにもかかわらず、妊娠中になりやすいという大きな問題を抱えています。

妊娠中から出産後も通える歯医者さんを見つけましょう!

妊娠性歯肉炎や早産のリスクなど、歯周病は多くのリスクを抱えています。しかし、妊娠する前から定期的な歯科検診を受け、歯周病やむし歯を予防し、口腔内を洗浄し、口腔内に歯垢が存在しない清潔な状態に保っていれば、そもそも歯肉炎にはならず、もし発症したとしても軽い症状ですみます。ここでしっかりと治療をしなければ、出産後に歯周病が重症化する可能性もあります。

また出産後の話にはなりますが、母親にむし歯がある子供と、ない子供を比較すると、圧倒的に母親にむし歯がある子供のむし歯発生率が高くなっています。将来を見据えて、むし歯や歯周病をしっかり治し、予防することが将来の子供の為にもなりますので、非常に大事なことなのです。

ママとこどものはいしゃさんでは、妊娠中のママさんの対応も可能です。ぜひ近くの医院に相談してみてください。