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[ 歯科トピックス ]

2019年6月3日

全身疾患と口の中の関係性

最近の研究で、歯周病およびその原因である歯周病細菌が、全身疾患と関係していることがわかってきました。では歯周病が関係する疾患にはどういったものがあるのでしょうか。

糖尿病

歯周病は糖尿病の合併症の一つと言われています。実際に糖尿病の人は、そうではない人に比べ、歯肉炎や歯周炎にかかっている人が多いという疫学調査において、数多く報告されています。さらに、近年では、歯周病になると糖尿病の症状が悪化するということもわかっています。この事柄より、歯周病と糖尿病は相互に影響していると考えられるのです。

相互に影響しているということは歯周病の治療によって、糖尿病も改善するのです。

なぜ歯周病と糖尿病が関係あるのか?

歯周病菌が糖尿病にどのように影響しているかといいますと、歯周病菌は歯肉の腫れた部分より、血管内に入り込み、全身に回ります。血管に入った細菌というのは体の免疫力によって死滅はしますが、歯周病菌の死骸が持つ内毒素と呼ばれるものは、そのまま血管内に残り、脂肪組織や肝臓からのTNF-αの生産を促進させます。

このTNF-αは、血液中の糖分の取り込みを抑える働きもあるために、インスリンという血糖値を下げるホルモンの働きを阻害してしまいます。インスリンの働きが阻害されてしまうと、血液の中が糖だらけになります。糖が急速に増えると、血管の内側から活性酸素とよばれるものが発生し、糖が血液で渋滞し、活性酸素が血管を破壊します。これが糖尿病合併症と呼ばれるものであり、インスリンというのは非常に大事なホルモンなのです。そのためインスリンの働きの阻害してしまう可能性がある歯周病菌は糖尿病と密接な関係があるのです。

心筋梗塞・脳梗塞

心筋梗塞とは、動脈硬化により、心筋に血液を送るための血管が狭くなってしまったりすることにより、血液供給ができなくなり、死に至ることがある病気です。

今まで、動脈硬化は、不規則な生活習慣やストレスが主な要因であるとされてきましたが、実は、別の理由として、歯周病菌などの細菌感染が影響しているとわかってきました。

歯周病菌が、腫れた歯茎から血管内に入り込み、血管を刺激することにより、動脈硬化を誘導する物質が出て、血管内にプラークと呼ばれるものが出来、血液の通り道を狭めます。そのプラークが剥がれて、血の塊できると、その付着していたところで血管が詰まったり、もしくは血管内を移動し、別の細い血管で詰まったりします。この現象が心筋付近で発生することにより、心筋梗塞となるのです。

脳梗塞は、上記のプラークが剥がれた時の血の塊が、頸動脈といった太い血管などから脳血管に到達し、脳で起こることを言います。統計によると、歯周病の人は歯周病ではない人に比べ、2.8倍脳梗塞になりやすいという報告があります。

こういった、動脈疾患の予防のためにも口腔内のケアが重要です。

歯周病は予防できる

30代の3人に2人とも言われる「歯周病」ですが、歯周病は予防できます!

きちんと歯医者さんでメンテナンスを受けることで歯周病になる確率はかなり抑えられます。

命にかかわる大きな病気になる前に、きちんと予防していきましょう。

 

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