[ 小児矯正 ]

2020年4月3日

保隙装置ってなに?

皆さんは「保隙装置(ほげきそうち)」というものをご存知でしょうか?主に、歯の生え変わりが起こっている子どもに用いられるもので、健康な永久歯列を作り上げる上で非常に重要な役割を果たします。今回はそんな保隙装置についてわかりやすく解説します。

▼乳歯が抜け落ちる時期は決まっている

子どもの歯である乳歯は、生後8か月くらいから生え始めて、3歳くらいには生えそろいます。そうした乳歯列は、永久歯が生えてくるまで続くのですが、抜け落ちる時期もある程度決まっています。その時期が狂ってしまうと、次に生えてくる永久歯の萌出にも悪影響が及ぶことがあるので要注意です。

▼乳歯が早く抜け落ちた場合

乳歯が予定よりも早い時期に抜け落ちると、永久歯が生えてくるまで歯列の中にすき間が生じてしまいますよね。何となく「すき間が生じるくらいなら問題ないのでは?」と思われる方も多いかもしれませんが、実際は大きな問題につながることがあります。なぜなら、私たちの歯というのは、すき間があるとそれを埋めようと移動を始めるからです。

▼永久歯が生えてくるスペースが不足

今は生えている乳歯がすき間を埋めてしまうと、次に生えてくる永久歯のスペースが不足しますよね。その結果、永久歯の生えてくる時期が遅れたり、おかしな位置から生えてきたりしてしまうのです。これでは正常な永久歯列を作ることは難しいですよね。そこで大きな力を発揮してくれるのが「保隙装置」です。

▼歯列のすき間を保つ装置

保隙装置とは、その名の通り歯列のすき間を保つための装置です。乳歯が早い段階で抜け落ちたとしても、場合によっては数年間、そのすき間を保つために働いてきれます。保隙装置にもいろいろな種類があり、それぞれのケースで最適なものを選ばなければなりません。

▼すき間があれば必ず装着するもの?

ここまでの説明を聞いていると、子どもの歯列の中にすき間が生じていたら、必ず保隙装置を装着しなければならないものと勘違いされる方もいらっしゃるかもしれませんね。実際はそんなことはなくて、永久歯が生えてくるまでにそれほど長い期間があかなければ、装置によって保隙する必要もありません。そもそも乳歯列から混合歯列に移行していく中では、必ず一時期、歯列のすき間が生じるものです。それが異常なものであれば、積極的な治療が必要となります。

▼まとめ

このように、乳歯列期の異常なすき間は、保隙装置による処置が必要になることもあります。その判断は「ママとこどものはいしゃさん」の加盟院で行うことができますので、お子さまのお口で不安に感じることがあれば、いつでも気軽に相談してみましょう。

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