[ 小児矯正 ]

2020年4月19日

リンガルアーチってなに?

小児矯正をはじめとした矯正治療では、実にさまざまな装置を活用して歯並びを整えていきます。最もポピュラーなのは、ワイヤー矯正ですが、これは小児矯正で用いることはほとんどありません。同じように金属製のワイヤーを使用する「リンガルアーチ」は小児矯正でも頻繁に用いられます。今回はそんなリンガルアーチについて、わかりやすく解説します。

▼リンガルアーチの特徴

リンガルアーチとは、金属製のワイヤーを歯列の内側に装着する矯正法です。成人矯正で行われる「裏側矯正」とは、似てはいるものの厳密には異なるものです。主に発育途上にあるお子さまの矯正治療に用いられる装置といえます。

▼装置が目立ちにくい

リンガルアーチは、一般的なワイヤー矯正よりも装置が目立ちにくい傾向にあります。これはバンドや金属製のワイヤーが歯列の内側に設置されるからです。リンガルアーチというのは、そうした審美性の向上を第一に考えられた装置というわけではありませんが、その構造上、見た目が極めて良くなっています。

▼舌感はあまり良くない

歯列の内側に設置されるリンガルアーチは、あまり目立たない反面、患者さまご自身の違和感や異物感は比較的大きくなります。とくに舌で触ったときの舌感はあまり良くないといえるでしょう。また、歯磨きがしにくくなるというデメリットもあることをしっかり理解しておくことが大切です。

▼局所的な歯の移動に適している

リンガルアーチは、歯並び全体を大きく改善したり、顎の骨の発育をコントロールしたりするのにはあまり適していません。どちらかというと局所的な歯の移動に適した装置といえます。とりわけ、前歯が内側に傾いている症例などには大きな力を発揮します。その他、矯正治療における「保隙(ほげき)」や「保定(ほてい)」にも用いることができます。

▼装置の製作は比較的簡単

リンガルアーチは、装置の製作にそれほど長い時間を要しません。装置全体の構造自体がとてもシンプルなので、バンドを支台歯に設置し、ワイヤーを屈曲して装着するだけで作り上げることが可能です。もちろん、ワイヤーのろう付けなど、細かいプロセスがいくつかありますが、いわゆるマルチブラケット法と比較すると、極めて簡便に製作可能といえるのです。

▼まとめ

このように、リンガルアーチはいろいろな機能を発揮する優れた装置です。小児矯正で用いられる場面も多々あるので、その性質やメリット、デメリットについて把握しておくことは大切です。そんなリンガルアーチについてさらに詳しく知りたい方は、「ママとこどものはいしゃさん」の加盟院までご連絡ください。実物を見ながらその特徴についてさらに詳しく知ることができますよ。

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