[ 予防 ]

2020年2月21日

ランパントカリエスってなに?

一言で虫歯といっても、実はいろいろな種類があります。例えば、歯の根っこの部分に生じる虫歯を「根面う蝕」といいます。これは歯茎が下がった高齢の方に起こりやすい虫歯ですので、小さなお子さまやお母さまにはあまり発症しません。一方、「ランパントカリエス」と呼ばれる虫歯は、小さなお子さまに発症しやすい虫歯なので注意しましょう。今回はそんなランパントカリエスについてわかりやすく解説します。

▼多発性の虫歯

ランパントカリエスとは、簡単にいうと「多発性の虫歯」です。通常、虫歯というのは1本の歯に限局して発生するものですよね。食べ物のカスが溜まりやすい奥歯には、虫歯がよく発生します。もちろん、虫歯の治療を受けずに放置すると、隣接する歯にまで虫歯菌の感染が広がることもあります。けれども、3本や4本、場合によっては5~6本の歯が同時に虫歯になるということはまずありません。そんな現象が起こり得るのがランパントカリエスです。

▼たくさんの歯が同時に虫歯になる理由

ランパントカリエスは、遺伝子の異常が関係しているような特別な病気ではありません。どちらかというと生活習慣病に近い側面があります。というのも、ランパントカリエスを発症する主な原因としては、糖質の過剰摂取や口腔衛生状態の不良などが挙げられるからです。こういった要素は、小さなお子さまで乱れやすくなることから、小児特有の虫歯ととらえることもできます。

▼家族の手助けが必要

小さなお子さまは、自分自身で食事やオーラルケアの管理を徹底することは不可能です。とくに、まだひとり磨きもしっかり身についていない年代となると、周囲の大人がサポートしてあげなければいけません。毎日の食事における糖質の摂取量や間食のタイミング、回数などを親御さまがしっかりコントロールしてあげるようにしましょう。そうすることで乳歯列に大きなダメージを与えるランパントカリエスを予防することができます。

▼ランパントカリエスは虐待のサインにもなる?

実は、虐待を受けているサインとして、ランパントカリエスが参考になることがあります。ネグレクトのような虐待を受けている子どもは、お口の中が不衛生になりやすく、ランパントカリエスを発症しやすくなるからです。逆にいうと、それくらい放置しなければ発生しないものなのですが、お子さまの歯質や体質によっては、人より虫歯になりやすいこともありますので、十分に注意してあげましょう。

▼まとめ

このように、小さなお子さまにはランパントカリエスという重度の虫歯が生じる可能性があります。それだけに、親御さまが毎日しっかり見守ってあげることが大切です。「ママとこどものはいしゃさん」の加盟院までご相談いただければ、そうした重度の虫歯の予防方法についてもわかりやすくお伝えいたします。

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