[ 予防 ]

2022年8月5日

エナメル質形成不全ってなに?原因と対処法もお伝えします

歯の表面がなんだか白っぽく濁っていたので歯科へ行った所「エナメル質形成不全」と言われたということはありませんか?

今回は、「エナメル質形成不全」とは何なのかまた、原因や対処法もお伝えします。

▼エナメル質形成不全とは?

エナメル質形成不全とは、歯の表面を覆っているエナメル質が正常に形成されない病気です。そのため、白く濁って見えたり、一部分が茶色に見えたりします。

エナメル質は、人体で最も硬く象牙質や歯の神経を守る役割があります。

エナメル質がきちんと形成されないので、むし歯のリスクが高くなってしまいます。

▼エナメル質形成不全の原因とは

エナメル質の形成不全は、いろいろな原因で発症する異常です。

・遺伝的要因

両親にエナメル質形成不全が見られる場合には、その子供にも遺伝する可能性があります。

・全身的要因

胎児だったときに栄養が上手に回らなかったり、代謝異常が見られた場合にエナメル質形成不全が起こることがあります。

・局所的要因

永久歯が発育状態のときに、乳歯が外傷を受けたり、大きなむし歯になったりした結果、その後に生えてくる歯にエナメル質形成不全が見られる場合があります。

▼エナメル質形成不全のデメリット

エナメル質形成不全を発症すると、まず見た目に問題が出てきます。

多くのケースでエナメル質が白く濁ったり、形態自体がいびつになったりするからです。

それは小児期から現れるものなので注意が必要です。

また、エナメル質が形成されないため、むし歯のリスクが高くなります。

こういった異常は、お子さまの歯や顎の発育の大きな妨げとなることから、できる限り予防した方が良いといえるでしょう。

▼エナメル質形成不全の対処法

・フッ素で虫歯予防

エナメル質形成不全はむし歯のリスクが高くなるため、定期的にフッ素を塗布することでむし歯を予防します。

・レジン充填で歯の表面を覆う

フッ素塗布で対応する事が難しい場合には、歯科用レジンでエナメル質が形成されていない部分を補強します。

・被せもので見た目の改善

前歯の部分にエナメル質形成不全があり、見た目が気になる場合には、被せものを行うことがあります。

▼歯の発育について知ることが大事

エナメル質形成不全というのは、歯の発育期における生活習慣などに由来することが多いです。

それだけに、親御さまが歯の発育についてしっかりと理解し、歯にとって良くないことを把握することが大切です。

ただ、歯の発育について自ら学ぶことは難しいので、まずは「ママとこどものはいしゃさん」の加盟院までご相談ください。妊娠前や妊娠中、あるいは出産後などに気を付けるべき点を詳しくご説明いたします。

大切なお子さまの歯を正常に発育させるためにも、定期的に「ママとこどものはいしゃさん」の加盟院までお越しください。

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